
新党「チームみらい」を立ち上げ自身が代表に就任し、今夏の参院選(7月3日公示同20日投開票)比例代表に立候補を表明している安野貴博氏(34)の妻、編集者の黒岩里奈さんが29日、X(旧ツイッター)を更新。見知らぬ男から暴行を受けたことを報告した上で強く抗議をした。
黒岩さんは23日に自身のXで「いま夜道で見知らぬ男性に『安野の妻か』と確認され、『この差別主義者! ナチス! 人殺し!』と叫ばれ突き飛ばされました…」と切り出し、「怪我は大したことなかったのですが、さすがに怖かった…」と吐露。「一応警察に行って被害届を出したけど、さすがに怖すぎるな…」とつづっていた。
黒岩さんはこの日、「一部メディアでも報道がありましたが、先日、夜道で見知らぬ男性に『差別主義者』などの言葉とともに暴行を受けるという事案が発生しました」と書き出した上で「事件から1週間、幸い怪我は快復しつつあり、警察への被害届もぶじに受理されています」と報告した。
「まだ一人歩きはとても怖くてできない状態ではありますが…まず、どんな理由があろうとも暴力に訴えることは決して許されることではなく、強く抗議します」と記述した上で「その上で、私はどうしても、今回の暴行の『引き金』について考えてしまいました。あの夜、私にかけられた『差別主義者』や『ナチス』といった暴言は、私の夫であり新党『チームみらい』の党首・安野たかひろにSNS上で多数投げられていた言葉でもありました」とつづった。
そして「『殺されるかも』とうずくまり、激しい恐怖を味わった者の正直な感想です。この事件を経て、安野がよく口にする『誰もが安心して対話ができる社会を目指す』ことの大切さが身に沁みました」と記した。
さらに「私も犯人探しに時間を使うくらいなら、明日に向けてそろそろ動き出さなきゃなと思っています」と前を向いた。
以下、発表全文。
一部メディアでも報道がありましたが、先日、夜道で見知らぬ男性に「差別主義者」などの言葉とともに暴行を受けるという事案が発生しました。
事件から1週間、幸い怪我は快復しつつあり、警察への被害届もぶじに受理されています。
まだ一人歩きはとても怖くてできない状態ではありますが…
まず、どんな理由があろうとも暴力に訴えることは決して許されることではなく、強く抗議します。
その上で、私はどうしても、今回の暴行の「引き金」について考えてしまいました。
あの夜、私にかけられた「差別主義者」や「ナチス」といった暴言は、私の夫であり新党「チームみらい」の党首・安野たかひろにSNS上で多数投げられていた言葉でもありました。
※念のため、安野も私も、チームみらいも、あらゆる差別に断固反対という立場をとっています
政治家を目指す以上、政策などへのご批判は全力で受け止めるべきです。新党「チームみらい」は、たくさんの方の声を聞き、反映させることを何より大事にしています。
しかし、中には明らかに攻撃を目的としている投稿があることも事実です。
悪意のある切り取り、デマに近い誤読、さらには安野や党員、私の来歴に基づく人格攻撃なども多数ありました。
「差別主義」「ナチス」といったセンセーショナルな言葉は拡散されやすい。
そのような言葉を拡散した方のなかには、暴行事件を受けて「暴力はよくない」と発信する方も少なくなかった。
……いやいや、さすがにそれは無理があるよ、拡散しといてそりゃないよ、というのが、「殺されるかも」とうずくまり、激しい恐怖を味わった者の正直な感想です。
この事件を経て、安野がよく口にする「誰もが安心して対話ができる社会を目指す」ことの大切さが身に沁みました。
「チームみらい」の党是のひとつに、「分断を煽らない」というものがあります。私も犯人探しに時間を使うくらいなら、明日に向けてそろそろ動き出さなきゃなと思っています。
あたたかい励ましをくださった皆さま、本当にありがとうございました。
今回ばかりはかなりショックを受けていたので、とても救われました
文章の乱れが気になるところですが、いまの気持ちのまま、発出します。