
故坂本九さんの長女で歌手の大島花子が29日、自身のブログを更新。20日に大腸がんのため亡くなった、音楽プロデューサーで作家の佐藤剛さんをしのんだ。
大島は「北沢タウンホール『歌い継がれるジャパニーズ・スタンダード~名音楽プロデューサー佐藤剛を偲んで~』無事終了しました」と、佐藤さんをしのんだトークショーとライブを開催したことを報告した。
続けて「トークショウをされた保坂展人世田谷区長と 娯楽映画研究家でオトナの歌謡曲プロデューサーの佐藤利明さん そして、佐藤剛さんのお写真と」と出演者らとの写真を投稿した。
「ファーストアルバムをプロデュースくださり わたしが今こうして歌っていられるのも剛さんに見出していただいたからといっても過言ではないかと思います」と佐藤さんを思い「昨夜は剛さんがそこにいらっしゃるような時間でした。まだまだ精進します!」と意気込んだ。
佐藤さんは音楽誌「ミュージック・ラボ」に所属し、その後、1977年(昭52)から86年の解散まで甲斐バンドのマネジメントを行った。THE BOOMの94年の「極東サンバ」、中村一義の97年「金字塔」、小野リサの99年「DREAM」などのアルバムを手がけた。
また、88年に日本で出版されたマイケル・ジャクソンさんの自伝「ムーン・ウォーク」の日本版の制作にあたり、80年に小説「なんとなく、クリスタル」を出版して人気を呼んでいた、作家の田中康夫氏(67)に翻訳を依頼したことでも知られる。