
とんねるず木梨憲武(63)が29日、相方の石橋貴明(63)がレギュラーを務めていたTBSラジオ「GATE7」(日曜午前7時)の最終回に出演した。食道がんで入院中の石橋に代わりパーソナリティーを務めてきた野球評論家の五十嵐亮太氏(46)を相手に、石橋の病状ととんねるずの活動予定について話した。
木梨は「石橋はマイケル・ジャクソンの髪の毛を結ってた輪ゴムを持ってるんだよ。東京ドーム公演を一番前で見てたら、クルクルッて回って飛んできたの。それをガードマンに取ってもらって。やられたよ、マイケルの髪結ってた輪ゴムだからね」と振り返った。
五十嵐氏が昨年11月のとんねるずの日本武道館コンサートを振り返って「最初に下から出てきて、じっとしていたのはマイケルから(の影響)ですか」と質問した。木梨は「俺は早く歌いたかったの。間尺を決めるのは貴明だから。貴明とゴッキー(作曲家後藤次利氏)はリハーサルやりすぎだから」と答えた。
そして入院中の石橋を、石橋の娘の女優石橋穂乃香(35)と共に見舞ったことを明かした。「一昨日、石橋貴明に会ってきました。もうちょっとだね。ちゃんと治すっていうから。『東京ドームでライブやるから』って言ってきました。もうちょい、お待ちください。本格的に体調と体力が戻ったら。ワンフー(ファン)とクラス会みたいな、あの時代の人とでっかい所でね。客が入らなくても誰かを呼んでとか、3、4日連続でね。俺の頭の中で確実に動いている」と話した。
最後に五十嵐氏が、石橋の手紙を代読。「『GATE7』をお聴きの皆さん、石橋貴明です。残念ながら本日、最終回になってしまいました。本来なら直接スタジオにうかがうところですが、私の体調の都合でこのようなことになってしまい申し訳ありません」。
同番組は21年4月にスタート。今年4月13日の放送から五十嵐氏が代役を務めていた。石橋は「大変楽しい時間をすごさせていただきました。リスナーさま、スポンサーさま、TBSラジオさま、代役の五十嵐亮太さま、本当にありがとうございました。私の体調についてですが、まだ少し時間がかかりそうです。回復に向けて必要な治療のステップに時間を要しています。早く元気になって、また番組ができればと思っています。心配とご迷惑をおかけして、すみませんでした。約4年間ありがとうございました。頑張って病気を治します。また、どこかでお会いしましょう。だましい(魂)!」と締めくくった。
木梨は「一昨日行った時に渡せばいいじゃない(笑い)。五十嵐君、ありがとう」。五十嵐が「小さい頃から好きだったとんねるずの石橋さん、木梨さんに会えて、こんなうれしいことはなかった」と言うと、木梨は「2人組で、あっちが『とん』で、俺が『ねるず』だから。今日終わっちゃうけど、来週からカンニング竹山の番組が始まる。俺、そっちも出てるから2週連続」と話した。