
米俳優ブラッド・ピット(61)が25日、都内で主演映画「F1■/エフワン」(27日公開)の来日舞台あいさつに登場した。22年「ブラッド・トレイン」のプロモーション以来、3年ぶりに日本を訪れた。
同作でピットは常識破りの元カリスマF1レーサー、ソニーを演じた。「東京にはいつだって来ますよ」と、発表の約24時間後には到着しているというF1マシンなみの“超高速”来日で海を越えてきた。
さっぱりした丸刈り姿で「皆さん、映画楽しんでいただけましたか?」と問いかけると歓声と拍手が起こった。ソニーが最弱チームとともに昨日までの自分を超えていく物語。「トップガン マーヴェリック」のジョセフ・コシンスキー監督とタッグを組み、プロデューサーには現役スターレーサーのルイス・ハミルトンも名を連ねた。
本物のサーキットコースを使った大規模撮影を行い、体感型リアル・アクションを実現。「本物の車に本物の俳優を乗せて、本物のトラックを走ろうというアイデアは監督が出したもの。新幹線を超えるスピードで車に乗りましたよ」と、時速350キロ程度までスピードを上げた。
「運転するところが一番楽しかった」と振り返り、レースシーンの負荷に耐えるため厳しいトレーニングを積んだ。「2年くらいかけて6000マイルくらい走った。でも1つ悔いが残っている。鈴鹿のサーキットだけ走ってないんです。プロのドライバーに聞くと、みんな一番のお気に入りは鈴鹿と言うのに」と残念がった。
23日に英ロンドンで行われたプレミア上映会では、「トップガン マーヴェリック」主演の盟友、トム・クルーズ(62)と31年ぶりの2ショットを見せた。「トムは昔からよく知っている。彼はモータースポーツのファンだし、90年代にゴーカートで一緒にレースしたことがあるくらいです。家族のよう。来てくれてうれしかった」。今後、海や空のアクションに挑戦したい気持ちはあるかと、ファンからの質問が読み上げられると「それはトムに任せます。僕は陸が好き」と笑わせた。
最後は黄色い法被を着て、3本締めで映画のヒットを願った。
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