
10日に放送されたテレビ東京系「開運!なんでも鑑定団」で、「マジック:ザ・ギャザリング」ベータ版全302枚セットのお宝が登場。3800万円の衝撃鑑定額が話題になった。
「マジック:ザ・ギャザリング」は、1993年に米国で誕生した世界初のトレーディングカードゲーム。今も世界中に熱心なファンを持ち、「最もよく遊ばれているトレーディングカードゲーム」としてギネス世界記録に認定されている。ファンタジーの世界をテーマにしたカードを使い、2人以上のプレーヤーが魔法使いとなって対戦するもので、カードにはそれぞれの特徴と能力が記されている。
今回登場したベータ版(1993年10月発売)は、最初に発売されたアルファ版(1993年8月発売)の不備を訂正し、カードを7枚追加したもの。依頼人の藤原さん(大阪府在住)は、97年頃から数年かけてベータ版の全種を収集。かかった費用は約100万円という。
藤原さんは本人評価額を2000万円としたが、鑑定額は3800万円。これにはスタジオも騒然とした。
鑑定を担当した「MINT GAMES MTG店」店長、石渡飛雄馬氏は、「おそらく、日本で302種類全部という形で取引されたことはないのでは。全て“そろい”であるということ自体が奇跡的」と驚きを口にした。中でも、世界的に希少な「ブラック・ロータス」は、1枚で800万円の評価額。さらに「パワー・ナイン」と呼ばれる9枚だけで、2010万円の価値があるという。
この結果を受け、藤原さんは「欲しいという方がいればお譲りします。302枚セットで、大事にしてくれる方であればどなたでも」とコメントした。
SNSでは「なんでも鑑定団にギャザリング!?」「もっとすると思った」「博物館に展示したい」「コンプリートされてるの初めて見た」など驚きのコメントが多数寄せられた。