
夏木マリ(73)がドラマ撮影現場でキレたエピソードを明かした。11日、都内で風吹ジュン(73)とダブル主演を務めるNHKプレミアム連続ドラマ「照子と瑠衣」(6月22日開始、日曜午後10時)の会見に出席。約3カ月間行った撮影中の出来事として「現場で1回怒ったんですよ」と切り出し「日々いろんなことが積み重なって、仏のマリも怒るぞと。あまりにもみんながね。『当たり前のことをやろう。みんなプロなんだから』と。引き締めるためにやってみたんだけど、効いているかわからない」と振り返った。
詳細には触れなかったが、共演した風吹も「あれはなかなか素晴らしいことでした。あんまり言える機会もないのに、良いタイミングで引き締めていただいて」と感謝。「私も普段怒らないタイプですけど、気管支炎をやってしまって。原因がタバコの煙で。炎症を起こして(撮影が)終わった後にぜんそくも起こして。私、たばこ吸っている人の前で(やめてと)言えないんですよね」と話した。
夏木は撮影中に長野県内のホテルに30泊したことも明かし「個人的な話ですけど、私、豚肉を食べないので。なのでお弁当では毎日鶏肉ばかりを食べていて、鳥になってしまいそうでしたよ」と笑いを誘った。風吹は「そんなところまでよく覚えてますね」と告げられ、夏木は「老年になると食べ物が命ですから。野菜不足で(撮影中に)1回腸をやっちゃってご迷惑をおかけしたこともありました。風吹さんは部屋でクレソンを育てていましたよ。でも、撮影は楽しかったです」と振り返っていた。
ドラマは風吹演じる主婦の音無照子と、夏木演じるシャンソン歌手、森田瑠衣の親友2人が現在の暮らしからの“逃避行”を始めて東京を離れ、新たな人生へと踏み出し、若い世代へ希望をつなげていく物語。