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56歳本山力「生まれて賞などもらったことがない」17歳齋藤潤と日本映画批評家大賞新人男優賞


第34回日本映画批評家大賞にて、新人男優賞(南俊子賞)を齋藤潤(17歳)と本山力(55歳)が受賞しました。齋藤は映画「カラオケ行こ!」で中学生の合唱部部長を演じ、本山は「十一人の賊軍」で剣豪役を務めました。若手とベテランという、38歳差の二人が同時に受賞し、会場を沸かせました。本山は新人賞に驚きと感謝を表し、齋藤は関係者への感謝と今後の意欲を述べました。また、殺陣師として活躍する本山所属の「東映剣会」も特別賞を受賞し、歴代の先輩たちへの感謝の気持ちを示しました。

新人俳優賞の齋藤潤(左)と本山力(撮影・河田真司)

<第34回日本映画批評家大賞授賞式>◇9日◇東京国際フォーラム

新人男優賞(南俊子賞)は、17歳の齋藤潤と、55歳の本山力が受賞した。38歳差の2人が新人賞受賞者として檀上に並び立ち、会場は沸いた。本山は「今年で56になるんですけど、新人賞…いろいろな意味でビックリした。生まれて賞などもらったことがない、僕みたいなのを選んでくださって、ありがとうございます」と感謝した。

齋藤は、受賞対象作「カラオケ行こ!」(山下敦弘監督)で、綾野剛(43)演じるヤクザの成田狂児に歌のレッスンをする、中学生の合唱部部長・岡聡実を演じた。「大変、名誉ある賞をいただけて光栄。撮影時は、本当に分からないことだらけで、綾野剛さん、スタッフの皆さんに支えられ、今日まで連れてきてくださいました。とても大きすぎる賞ですが、力を借りて、全身全霊で映画と作品に向き合っていきたいです」とスピーチした。

本山は「十一人の賊軍」(白石和彌監督)で、新発田藩(現・新潟県新発田市)のとりでを守る、罪人で構成された「決死隊」の1人の、やり使いの剣豪“爺っつぁん”を演じた。東映京都撮影所の殺陣技術集団「東映剣会」所属で、殺陣師、斬られ役として歩んできた。東映剣会のレジェンド“5万回斬られた男”福本清三さんの言葉「どこかで誰かが見ていてくれる」を引き合いに祝福されると「見られようとして、やっているわけでない。一生懸命やっているだけ、ただ、一生懸命やっているだけです」と答えた。東映剣会も松永文庫賞(特別賞)を受賞しており「先輩方がいないと、僕は存在していない。素晴らしい先輩に向かって、頑張りたい」と感謝した。

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