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古舘伊知郎、AIアナに私見「NHKのニュース読みはいいとこきている」一方「気持ち悪い」声も


フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、文化放送の番組でAIアナウンサーに対する見解を示しました。彼は、NHKのAIによるニュース読みを肯定的に受け止めており、ニュース原稿には過度な抑揚が必要ないためAIが適していると述べました。彼はまた、SNSやYouTubeの人工音声が自己主張のないフラットなトーンであることに嫌悪感を示しましたが、立教大学の学生たちがその音声をむしろ心地良いと評価していることに驚きを感じています。彼は、言葉と話し方が時代と共に進化し、抵抗することは無意味であると考えているようです。

古舘伊知郎アナ(2023年12月撮影)

フリーアナウンサー古舘伊知郎(70)が9日、文化放送「くにまる食堂」(月~木曜9時)に生出演。AIアナウンサーや人工音声について私見を述べた。

古舘は母校の立教大で19年から客員教授となり、週1回の授業を受け持っていることを紹介。学生に授業についての感想や反論、意見を定期的に求める「リアクションペーパー」では、学生が生成AIを使って解答してきた体験などを明かした。

司会の野村邦丸からAIについて「古舘さんからすると、どういう存在ですか」と聞かれると、古舘は「NHKがやっているAIのニュース読みって、イイとこきていると思うんですよ」と肯定的にとらえ「やっぱりニュース原稿って、抑揚とか声の調子、メリハリとかを付け過ぎちゃいけないじゃないですか」と理由を説明した。

続けて「例えば昔の演歌のショーの座付き司会の方の七五調とかあるじゃないですか」と、抑揚を付けた曲紹介の言い回しを再現。「こういう抑揚は、僕は大好きだけど、ニュース原稿読みというのは、そういう思い入れを入れちゃいけないじゃないですか。それはAIはイイとこいっていると思う。それ以外のしゃべり、っていうのは…。と、僕は思っているんです、古いから」と語った。

一方、人工音声について、立教大の授業では、大学生が全く異なる感覚にも触れたという。古舘は「僕は今どきの電子人工音声は嫌いなんですよ、SNSの、マニアックなトークとか(音声が)フラットですよね、人工音声だから」と、SNSやYouTubeで見られる抑揚のない掛け合いの音声を再現。「気持ち悪くてしょうがない」と語ったが「ところが学生に聞くと、テロップも出るし、変に抑揚を付けられるよりは、テロップで情報、データは処理されて分かるんで、むしろ気持ちいい、と言われました」と、学生側の反応を紹介した。

古舘はしみじみと「現代の抑揚はこうまで、良い悪いじゃなくてきてるんだ。言葉とかしゃべりって民主主義だから、どんどん時代のモードとともに変わっていくから、僕が抵抗しても無理だな、と思える瞬間がある」と指摘。「こっちが七五調がいいとか言っているわけでしょ。時代ギャップですよ。現代劇の中に時代劇で刀持って入っていってるみたいな感じなんですよ。だからむしろ教わるんです。ろくすっぽ勉強しないで立教大学卒業させてもらったと思ってたけど、50年以上たって『やっぱりおまえは卒業してないな、もう1回勉強しに来い』と言われてる気がする」と語った。

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