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クリント・イーストウッド、インタビュー記事を非難「完全な捏造」 オーストリア紙が記事撤回


米俳優で映画監督のクリント・イーストウッドが、オーストリアのクリア紙が掲載した誕生日インタビューが「完全な捏造」だと声明を出し、物議を醸しています。記事では、イーストウッドが映画業界の現状を批判する内容が含まれており、米メディアでも広く報じられました。イーストウッドは、最近この媒体や他の記者からインタビューを受けておらず、偽物であると主張しました。調査によれば、記事は過去のインタビューから発言を引用し、新しいインタビューに見せかけていたことが判明。クリア紙は記事を撤回し、関連記者との契約打ち切りを発表しました。この事件により、イーストウッドの引退の可能性や彼の最新作への関心も再びクローズアップされています。

クリント・イーストウッド(08年5月撮影)

米俳優で映画監督のクリント・イーストウッドが、5月31日に95歳の誕生日を迎えたことを記念してオーストリアのクリア紙が掲載したインタビュー記事が「完全な捏造」だと非難したことが波紋を広げている。イーストウッドは、同紙のインタビューで現在の映画業界について「リメークとフランチャイズの時代」だと話し、独創性に欠けると非難していた。

この発言は、米ピープル誌などでも取り上げられて話題を呼んだが、イーストウッドは2日に米デッドラインに「95歳になったのは確かだが、私はクリアというオーストリアの出版物やほかの記者からのインタビューは最近一切受けていない」とコメントし、インタビューは捏造だと主張した。

悪質な人工知能(AI)生成によるインタビューも疑われたが、その後の調べで実際にイーストウッドは過去にこれらの発言をしていたことが分かった。記事は、フリーランスの記者が1976年にまでさかのぼる過去のさまざまなインタビューから古い発言を引用してあたかも新しいインタビューであるかのようにまとめたものだった。

ウィーンに拠点を置く同紙は「発言内容自体は捏造でないが、インタビューの体裁を取っており、あたかも新しいインタビューであるかのような印象を与える意図があった」として記事を撤回。「透明性と厳格な編集基準を優先し、当該記者とは今後関与しない」と表明した。

イーストウッドは、監督を務めた映画「陪審員2番」が昨年公開されて以降、新作の情報がないことから引退の可能性も取り沙汰されている。しかし、問題となったインタビューでは引退を否定する発言も含まれていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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