
南海キャンディーズの山里亮太が2日、MCを務める日本テレビ系「DayDay.」(月~金曜午前9時)に出演。5月29日にロシアのプーチン大統領と電撃会談した安倍昭恵さんについて「今じゃなかった」と指摘した。
山里は「いやあ、ね、すごい行動力だなあというのはあるんですけど、基本、私人なんでね、どこに行こうが、誰と会おうが、かまわないと思うんですけど」と前置きした上で、現在も続くロシアによるウクライナ侵攻に言及。「ロシアの攻撃で命を落としている人たちがいる中で、世の中の状況を考えたら、今じゃなかったんじゃないかなというのと、行動力のある方だから、それと同時にウクライナにも行くとかだったらいいとは思うんですけど、この行動がどうでるのかなって」と語った。
「The Japan Times」の元編集長、大門小百合氏は「日本ともこういうパイプがあるということをアピールしたかったというのはプーチンさんにはあると思いますし、安倍昭恵さんの方には、生前、安倍総理と親交があった人たちと交流したいというのがあったと思うんですけど」と双方の意図を推し量った。その上で「外交には複数のチャンネルがあってもいいと思う」としつつ「向こうに利用されないようにしないといけない」と指摘。プーチン氏について「冷たい印象ありますから、国内的にもこうやって歓待してあげて、そういうイメージを払拭する意図もあったと思います」とした。
昭恵さんとプーチン氏の面会は、ロシア大統領府の映像公開で明らかになった。プーチン氏は、昭恵さんに大きな花束を渡し、安倍氏の首相在任中に27回会談したことを振り返りながら「ロシアと日本の協力発展に果たした(安倍氏の)貢献を忘れることはない」などと伝えた。プーチン氏の言葉に、昭恵さんが涙ぐむ様子も伝えられた。