
GLAYが1日、東京ドームで「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025 GRAND FINALE」を開催した。
1年にわたり“GLAY EXPO”を掲げて走り続けた30周年イヤーの締めくくりに「pure soul」「疾走れ!ミライ」など人気曲全27曲を披露。3時間、5万人のBuddy(ファンの総称)を熱狂させた。
10年ぶりの東京ドームはド派手に幕を開けた。TERU(53)がワイヤで宙を舞いながら登場し、「口唇」「嫉妬」と激しいロックナンバーを披露し会場を熱気に包んだ。「ここまで来られたのもみんなのおかげです。いつも一緒にいてくれてありがとう! 30年たってもこんなすてきな光景を見せてくれてありがとう!」と叫んだ。続けて「みんなが幸せでありますようにという気持ちと感謝をたくさん詰め込んでお届けします!」と呼びかけ、30周年最後の祝祭が幕を開けた。
この日はHISASHI(53)とJIRO(52)による「BLACK MONEY」を6年ぶりに披露しファンを歓喜させると、オーケストラ演奏とともに「つづれ織り~so far and yet so close~」や「pure soul」を熱唱。今いるGLAYを支えてくれたファンへ、「これからも一緒にいましょう」とメッセージを届けた。
「死ぬまでGLAYをやらないか」の問いが「永遠にGLAYをやりたいです」の宣言に変わった。リーダーTAKURO(54)はライブ中盤、1人でセンターステージに立つと、客席を見渡しながら「俺は『GLAYを守らなきゃ』と強がっていたけど、みんながGLAYを守ってくれていたんですね」と特別な感謝を伝えた。さらに「今日からみんなGLAY! いつも新曲はデモを作って3人に聴いてもらうけど、今日はここにいる全員に聴いてもらいます」と、数週間前にできたばかりという未発表曲「NEVER-ENDING LOVE」を熱唱。感動の拍手を浴びた。
終盤には「SOUL LOVE」「BELOVED」を5万人と熱唱。最後にTERUは「また東京ドームで会いましょう。どんなに年を取っても夢見ていこうぜ!」と叫び「BEAUTIFUL DREAMER」を歌唱。4人がステージを後にすると巨大スクリーンに「永遠にGLAYをやりたいです」とメッセージが光り、40周年、50周年へと続く道に確かに今、灯がともった。【野見山拓樹】