
デビュー8年目を迎えた“演歌界の王子様”こと辰巳ゆうと(27)が1日、大阪・北区の梅田芸術劇場メインホールで、「辰巳ゆうとスペシャルコンサートツアー2025~Triangle~」を開催した。 同コンサートは7月8日の愛知公演、10月24日の東京公演と3大都市で開催する“スペシャルコンサートツアー”の初日公演となった。
同ツアーは、4月からスタートしたコンサートツアーとは異なるバンド編成による特別公演。ツアータイトル「Triangle」には、演歌、ロック、ダンスの3つの意味が込められ、ロック調のアレンジによる歌唱やダンサーとのコラボといった新たな試みにも挑戦している。
オープニングから熱い声援が飛び交う中、「さぁ、いよいよスペシャルコンサートツアーが始まりました。今日はいろんな辰巳ゆうとが出てきますので、最後まで楽しんでいってください」と笑顔であいさつ。
ロングヒット中の新曲「運命の夏」をはじめ、男女4人のダンサーの踊りをバックに第3弾シングル「センチメンタル・ハート」、女性ダンサーとのコラボで竹内まりやの「純愛ラプソディ」、男性ダンサーとのコラボで玉置浩二の「田園」、再び4人の男女ダンサーの踊りをバックに第7弾シングル「星くずセレナーデ」など全19曲を熱唱した。
最後まで満員の客席を魅了した辰巳は「氷川きよし先輩も演歌に限らず、いろんなことにチャレンジされています。自分はこれからもその背中を追いかけていきたい」としたが、「あれは氷川先輩にしかできない世界だと思う」と続けた。その上で、「僕は僕で、辰巳ゆうとにしかできない世界を作り上げていきたい」と意欲を燃やしていた。