
お笑いコンビ、令和ロマンの高比良くるま(30)が、28日深夜放送のテレビ朝日系「ひっかかりニーチェ」(水曜深夜1時58分)に出演し、同番組に復帰した。
番組の冒頭、ピン芸人の永野(50)と進行の同局三谷紬アナウンサーが登場。三谷アナが「さて永野さん、くるまさんが『ニーチェ』に復帰されました」と紹介すると、くるまは一礼し「ただ今帰りました」と番組復帰を報告した。
くるまは2月、オンラインカジノ賭博への関与を認めて謝罪し、活動を自粛。その後4月に吉本興業とのマネジメント契約を終了し、コンビ継続と活動再開を発表した。永野は騒動を「結構衝撃だったよね」と振り返ると、「令和ロマンは僕が見てきた中で初の、山あり谷ありがなく(やってきたコンビ)。ずっと最強だとか覇王だとか言ってたけど、わかりやすい谷へと落ちた」と驚いた様子。また「いわゆる自伝の第何章『転落』っていう回。あれって、うわあと思ったの? 自分では」と、くるまに当時の心境を質問した。
くるまは「今回の件って、『事情聴取』と『退所』っていう豊かじゃない谷に落ちた」と騒動を例えて苦笑すると、「豊かな自然が生い茂ってて、ここで泥にまみれながらも木の実を食らい、野性味あふれて戻ってくるならいいけど、ガチで岩しかない谷」と説明。自身の体験についても「谷での経験は丘で2度と生きない。丘に戻った時に話せる話が1つもない谷」と、今後の芸人人生で生かせるものがないと語った。
永野が「いつか出来るのかね、話術で」と「谷」での話を期待すると、「谷のおきてみたいなのがあって。谷のおきてに血判を押してしまったので、谷のことは霧の晴れた丘で口外するなということが多いんです」とくるま。これまでの自身について「プライベートと仕事でオンオフの切り替えがなかった」というが、「『谷』が出来たことによって、オンオフが出来ただけ」と総括していた。