
米歌手テイラー・スウィフト(35)が、26日に米ラスベガスで開催された音楽の祭典アメリカン・ミュージック・アワードを欠席した理由が、かつて親友だった女優ブレイク・ライブリー(37)を巡る騒動に巻き込まれたことが関係していると報じられた。スウィフトは受賞を逃したが、ファンたちはバーチャルで出席し、待望のアルバムのリリースを発表する場になることを期待していた。
ライブリーは、出演作「ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US」(2024年)を巡って監督兼俳優のジャスティン・バルドーニ(41)と泥沼の係争を繰り広げており、スウィフトはその訴訟に巻き込まれている。
ことの発端はライブリーが撮影中のセクハラとその事実を隠蔽(いんぺい)するために自身に対する中傷キャンペーンを行ったとしてバルドーニを訴えたことだった。バルドーニはそれを否定し、ライブリーと夫で俳優のライアン・レイノルズを相手に名誉毀損(きそん)と恐喝で反訴した。バルドーニは、作品の修正について話し合うためライブリーから自宅に招かれた際に、レイノルズとスウィフトも同席していたと主張。今月初めには、バルドーニの弁護士がスウィフトを裁判で証人喚問することが明らかになった。
その後、ライブリーが裁判で自分を支持する声明を発表するようスウィフトに求め、要求に応えなければプライベートなテキストメッセージを流出させると脅迫していたことをバルドーニの弁護士が暴露。この情報は、スウィフトに対する召喚状を取り下げるためにスウィフトの父親がリークしたものだったことが発覚した。
こうしたことから、スウィフトがライブリーの騒動に関してメディアから質問攻めに合うことを避けるために欠席したと情報筋は英デイリー・メール紙に語っている。「誰もがその話題ばかりで、テイラーは本当にうんざりしている」と話し、これ以上関わることを望んでおらず、元親友との騒動から今は前に進みたいと強く願っているという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)