
小栗旬(42)が28日、東京・丸の内ピカデリーで行われた主演映画「フロントライン」(6月13日公開、関根光才監督)のジャパンプレミアに出席した。
20年2月に横浜港に入港し、日本初の新型コロナウイルス集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス号」の実話をもとにした作品。最前線で対応にあたった医師役を演じた小栗は「自分にとってもかなりの自信作になりました。そうそうたる面々と作品をつくることができ、うれしく思っています」と自信を込めた。
当時、自身は海外に滞在中で、ダイヤモンド・プリンセス号についての情報はニュースで見る程度だったという。この日は現場でもサポートを受けたという役のもとになった医師らも足を運んでおり、「経験したことやどんな思いを感じたかを聞いて、何を大切に、どんなことを優先したのかの思いを確実に大切にしながら演じようと思っていました」と力を込めた。
映画には松坂桃李(36)や池松壮亮(34)、窪塚洋介(46)、森七菜(23)、桜井ユキ(38)ら豪華キャストが集結。松阪は「みなさん共通の経験として、思うこともあると思います。ぜひ作品を楽しんで帰ってください」とあいさつ。窪塚は「あらためて見ても涙が止まらないシーンがたくさんあった」といい「コロナウイルスが奪った人やモノ、かけがえのない時間など、そういうものが前に進む力になると確信しております。ぜひ真っすぐ見ていってください」と呼びかけた。