
吉本新喜劇の間寛平GM(75)が28日、大阪市の吉本興業本社で「第40回 吉本新喜劇GM月例会見」に出席。8月の閉館が発表された「よしもと祇園花月」を巡る明石家さんま(69)の“フライング”発表に絶句した。
吉本興業は19日、同劇場を8月18日をもって閉館すると発表した。寛平は「8月で終わりということで寂しいんですが、最後に思いっきりやりたいということで」と、7月12、13日に「祇園お笑いまつり! 14th ANNIVERSARY~二夜連続 吉本新喜劇SP~」を開催すると明かし、「これにかけてます」と力を込めた。
10年ほど前にマネジャーから「お客さんが入らない」と相談され、「新喜劇をやったら?」と当時は祗園花月で行われていなかった吉本新喜劇の上演を提案しただけに思いは強い。入場者増加のため、「さんまやダウンタウンに出てもらうとかも考えてたんですけどね」ともいい、「いっぺん、さんまに言うてみます」と出演を直接交渉する考えも披露した。
それだけに、「僕がGMになって3年たって、なくなるというのは自分のせいかなって気持ちになる」と悔しがりながら、「みんなの生活もあるから、このままではアカン。出前ツアーも考えていきたい」とGMらしく今後も見据えた。
祗園花月をめぐっては、さんまが24日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」で、「なくなるって言うて、もう作らないって発表なの? いや、発表ないやろ? 計画ではまた祇園花月じゃない花月ができる予定なんで」とあっさり暴露。「それはもう社長からも聞いてるから。『作りますんで』とかいう。まだ全然、未定ですけど。東京もまだ3つ増えたり、劇場。お笑いファンとしてはもう。俺とちゃう、社長の話やからな」と同社の岡本昭彦社長との話として、新たな劇場を建設することを“フライング”発表した。
寛平は新たな劇場の構想について「聞いてないですね…」と絶句。「さんまちゃん、そんなこと言うてました?」と続けた。
400~500人規模の劇場を期待しつつ、「さんまちゃんに直接、聞いてみます。『隠さんと言うてくれ、正直に』『京都で探してんのか』と」とさんまに確かめると話した。