
漫才コンビ「ハイヒール」リンゴ(63)、元放送作家で「スタートアップファクトリー」代表の起業家鈴木おさむ氏(53)が24日放送のカンテレ「ドっとコネクト」(土曜午前11時20分、正午=関西地区)に出演。「アルツハイマー型認知症」と診断されたことを公表した歌手橋幸夫(82)に言及した。
リンゴは、「公表されるっていうことは、すてきなことやと思います」。橋の病状を公表した所属事務所「夢グループ」の石田重広社長(66)が、橋への思い入れを持って支えていることに触れ、「橋さんのことをすごい愛されていると思うんですよ。それがにじみ出ていると思いました」と石田氏の思いを推し量った。
橋は、23日に東京・両国国技館で行われた大相撲を観戦していたことも話題に。鈴木氏は「きのう、大相撲を見に行ったっていうニュースが出てましたけども。こうやってちゃんと付き添ってくれている人がいるという中で、こうやってコンサートをやって、応援するという形ができるのであれば、それは1つの(選択肢)」と指摘。
「認知症になると、もう悲しい、と。何も外に出ちゃいけないとか、どんどん奪われていくんですけど、これによって選択肢がちゃんと作られているということは、すごいすてきなことだと思いました」と共感した。
橋は数日前のステージでは予定していた3曲が歌えなかったというが、5月21日のステージでは元気に歌を披露。VTRを見た鈴木氏は「声がめっちゃ出てましたよね。それがびっくり」と素直な驚きを口にした。
また、橋が今後も公演に出演し、8月末までに35公演が予定されていることが紹介されると「『きょうはできなかった』という日もいいじゃないですか。ちゃんと受け止めてお客さんが見て、別にお金も返金もしない、とかね。それも含めて『きょうはできなかった』『きょうはできた』とか。そこがすてきだなと思います」と語っていた。