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齊藤京子「一生に一度あるかないか…」カンヌ映画祭で世界のカメラマン「キョウコ!」熱狂


カンヌ映画祭でフォトコール行事に臨んだ深田晃司監督と主演の齊藤京子が、カンヌ・プレミア部門に出品された新作「恋愛裁判」を発表しました。齊藤はこの作品で映画初主演を務め、フォトコールでは世界各国のカメラマンから称賛の声が上がりました。深田監督は、2016年の「淵に立つ」で同映画祭ある視点部門審査員賞を受賞し、今回は3回目の出品となります。「恋愛裁判」は、日本のアイドル文化を背景に、恋愛禁止ルールに反した女性アイドルの裁判を描いた作品です。この経験を「人生において大切な思い出」と語る齊藤と、同作を海外で紹介できることに期待感を示す深田監督の姿が注目を集めています。

カンヌ映画祭でフォトコールに臨む、カンヌ・プレミア部門「恋愛裁判」の深田晃司監督と齊藤京子(C)Kazuko Wakayama

フランスで開催中の第78回カンヌ映画祭のカンヌ・プレミア部門に出品された「恋愛裁判」(深田晃司監督、今冬公開)で映画に初主演した、元日向坂46齊藤京子(27)が22日、深田晃司監督(45)とともにフォトコールに臨んだ。「一生に一度あるかないか、夢にも思っていなかった」と感激を口にした。

齊藤がピースサインを送ると、世界各国から集結したカメラマンから「キョウコ!」「サイコー!」の声が上がり、撮影終了後にはフォトコールでは異例の拍手まで起きた。

齊藤は「海外に来たのは人生で3回目、初めてのヨーロッパで貴重な経験をさせていただいています。アイドルの恋愛を描いた本作に、覚悟をもってオーディションを受け、撮影に臨みました」と語った。

「恋愛裁判」は、16年「淵に立つ」で同映画祭ある視点部門審査員賞を受賞した、深田晃司監督(45)の新作。「元アイドルの女性に賠償命令」という新聞記事を目にした同監督が、そこから着想を得て、構想から10年をかけて作り上げた。日本のアイドル界でまことしやかにささやかれる「恋愛禁止ルール」に反する行動をしたとして、所属事務所から契約違反と訴えられ裁判へと発展した1人の女性アイドルの姿を描く。

深田監督は「3回目のカンヌ映画祭に正式出品となり、とてもありがたいことだと思っています。20年の『本気のしるし』は、オフィシャルセレクションに選ばれていたものの、コロナで完全に映画祭が中止になってしまいました。そのため、作品とともにカンヌに来るのは16年以来になるので、そういった意味では感慨深いなと思っています」と語った。

そして「日本のアイドル文化を題材にした本作が海外でどのように受け止められるか、カンヌのお客さまの反応が楽しみです」と期待した。

齊藤は、24年4月の日向坂46卒業コンサートからちょうど1年でカンヌの舞台に立った。「深田監督とカンヌ映画祭に来られたことは私の人生において大切な思い出になるかと思います。一生に一度あるかないか、夢にも思っていなかったことなので、ここに来られたことへの感謝をかみしめながらレッドカーペットを歩きたいと思います」と、ワールドプレミアとなる同日夜の公式上映とレッドカーペットに意気込みを示した。

深田監督は「齊藤京子さんは演技に対して真摯(しんし)に向き合ってくださる方で、トップアイドルとしての存在感はもちろん、目力の強さが素晴らしく、齊藤さんのおかげで、本作は成立しました」と齊藤を絶賛。「カンヌ映画祭に訪れる皆さまに齊藤京子さんを紹介できる、こんなにすごい俳優さんがいるのだと知らしめられることが一番の楽しみです」と期待した。

カンヌ・プレミアは、最高賞パルムドールを争うコンペティション部門では、まかないきれない良作、具体的には、より世界の歴史・民族・風土・生活習慣・信仰など現代社会を取り巻くテーマを描くワールドシネマにフォーカスした作品が選ばれる部門。23年には、北野武監督(78)の「首」が出品されている。

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