
俳優井川遥(48)が22日、都内で、映画「平場の月」(11月14日公開、土居裕泰監督)製作報告会見に、主演堺雅人(51)とともに出席した。
同作は、作家朝倉かすみ氏による山本周五郎賞受賞の同名小説が原作。中学時代の初恋の相手同士が再会し、ひかれ合う大人のラブストーリー。堺は、妻と別れ地元の印刷会社に再就職し、平穏な生活を送る青砥健将、井川は青砥の初恋相手の須藤葉子を演じる。
同作の撮影期間を「非常に密な時間」と形容。その上で「2人の再会、そして友情と、ありふれた平場の話だと思うけど、みなさんに共感してもらえると思います」とアピールした。
「中年の私たちの話はなかなかないと思って、半沢の時に、我々の世代の話を作ってくれればと話していた」という井川だったが、堺は「そうでしたっけ?」と失念していた。
演じた須藤を「生い立ちが大変」とし、「初恋同士だけど再会までがアンバランスで、(再会して)まさかの人生がもう1度始まる」と説明。「この年齢だからこそ感じる、すれちがいとかもどかしさとかを感じながら演じた」と振り返った。
この日、土居裕泰監督(61)に加え、出演が発表された中村ゆり(43)でんでん(75)吉瀬美智子(50)坂元愛登(16)一色香澄(14)も登壇した。