
NHKは22日、永野芽郁(25)が出演辞退した26年度大河ドラマ「豊臣兄弟!」の代役を白石聖(26)が務めると正式発表した。
永野は4月に「週刊文春」で田中圭(40)との二股不倫疑惑などを報じられ、その影響などを考慮して出演辞退することを18日に発表。NHKも受理していた。代役選定も急ピッチで進められていた。
NHKの山名啓雄メディア総局長は21日に都内の同局で行った定例会見で、永野の辞退について「意向を受けるかどうかを局内でも検討した」とし「予定通りご出演いただくのは難しいということで意向を尊重して受けることになりました」とし、白石については「正式にはまだ決まってない。決まった時点でみなさんに公表させていただきます」と話すにとどめていた。撮影は予定通り6月中にクランクインし、放送の日時の変更などはないという。 「豊臣兄弟!」は豊臣秀吉の天下統一を支えた弟、豊臣秀長を中心に描き、主演の秀長は永野と同事務所の先輩、仲野太賀が務める。永野は秀長の若き日の幼なじみで“初恋の人”直(なお)役で出演予定だった。今回は永野サイドからの辞退という事情もあり、代役選定では、中野や永野と同事務所の女優も一時は候補に挙がった。しかし決定には至らず、検討の末、近年、NHK含む多数の作品で力を発揮してきた白石の起用が決まった。
白石は高校生の頃にスカウトされて芸能界入りし、16年のデビュー。19年に12代目「ゼクシィ」CMガール起用で話題となり、20年フジテレビ系ドラマ「恐怖新聞」で連ドラ初主演。23年テレビ東京系ドラマ「とりあえずカンパイしませんか?」でも主演を務めるなど若手注目株の1人として経験を積んできていた。
最近では5月11日に9年所属していた芸映プロダクションから芸能事務所フラームに移籍することを発表したばかり。当時は「新たな場所でも、初心と自分らしさを忘れず、より一層精進して参りますので、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします」と意気込みを語っていた。大河出演は初で、心機一転のタイミングで大役のチャンスをつかんだ。
◆白石聖(しらいし・せい)1998年(平10)8月10日、神奈川県出身。高校時代にスカウトされ、芸能界入り。今年は6月27日配信開始のAmazonオリジナルドラマ「私の夫と結婚して」(6月27日配信開始)にも出演予定。趣味・特技はイラストと編み物。身長159センチ。血液型A。