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丸の内TOEIの閉館プロジェクト6・2クラファン開始、実使用の客座席限定1点30万円


東映は、65年の歴史を持つ東京・丸の内TOEIの閉館を記念したプロジェクト「さよなら丸の内TOEI」を発表し、クラウドファンディングを開始します。プロジェクトの一環として、使用済み座席やスクリーン生地を再利用したグッズが多数提供されます。一部のリターンには、映画「日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声」の貴重なフィルム缶が含まれ、個別の限定リターンも用意されています。また、過去の映画特集上映や劇場ツアーなども企画され、7月27日の閉館まで80日間にわたってイベントが行われます。

「さよなら丸の内TOEI」の一環として、6月2日午後6時からスタートするクラウドファンディングのリターンの1つの、50年の映画「日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声」のフィルム缶

東映は19日、7月27日に65年の歴史に幕を下ろす最後の直営館、東京・丸の内TOEIの閉館プロジェクト「さよなら丸の内TOEI」の一環として、6月2日午後6時からクラウドファンディングプラットホーム「CAMPFIRE」でクラウドファンディングを開始すると発表した。

リターンは、劇場で長年使用されてきたスクリーン、緞帳(どんちょう)座席シートなどをアップサイクルした、数量限定のメモリアルグッズとなる。目玉は、丸の内TOEIで実際に使用されていた座席で30万円で1点限り。タイムテーブルと座席表は各10万円で、いずれも1点ものとなり、タイムテーブルには閉館当日7月27日のスケジュールも入る。また1950年(昭25)の映画「日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声」(関川秀雄監督)のフィルム缶も1点もので、10万円など現物が用意された。

さらに、座席生地をパッチワークしたスツール、スクリーンを再利用したカードケース(8500円)、緞帳(どんちょう)を活用した巾着(9000円)、座席札を使用して制作するラゲッジタグ(7000円)といった劇場の記憶を手元に残せるグッズや、丸の内TOEIの裏側ツアーなどを含む、支援者限定特別イベントへの参加権(5万円)など、多数のリターンが用意された。

東映の吉村文雄社長は、コメントを発表した。

「1960年に開館いたしました丸の内TOEIは、いよいよ2025年7月27日を持ってその歴史に幕を下ろすこととなりました。多くの俳優、スタッフが舞台あいさつに立ち、連日多種多様な映画を上映してまいりました本劇場の終焉(しゅうえん)にあたり、ご愛顧を賜りましたことに心より厚く御礼申し上げます。このたびプロジェクトで制作するアップサイクル商品は、お手元で永く丸の内TOEIを感じていただけるように東映スタッフ全員から皆さまへ感謝を表したものになります。これからも東映は引き続き皆さまに愛していただける”ものがたり”を全世界に発信し続けてまいります。ご期待ください」

丸の内TOEIは、1960年(昭35)9月20日に、東映本社の東映会館の落成とともに丸の内東映と洋画封切館・丸の内東映パラスとして開館。04年10月には現行の丸の内TOEIに名称統一し2スクリーンを構える。そして24年5月15日、東映会館の老朽化を理由に、今夏をめどに再開発することを発表。今年1月16日に同所で開催した東映ラインナップ発表会で、正式な閉館日(最終営業日)を7月27日とし、最後の直営館として約65年の歴史に幕を下ろすことを発表した。そして9日から「さよなら 丸の内TOEII」プロジェクト上映がスタート。閉館日の7月27日までの80日間にわたって、数々の傑作特集上映に加え、劇場を活用した各種イベントも実施する。

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