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ブルース・スプリングスティーン、トランプ大統領を「腐敗し、無能…」痛烈批判


2025年4月14日、ブルース・スプリングスティーンは英マンチェスターでの公演中にトランプ米大統領を厳しく批判しました。彼はトランプ政権を「腐敗し、無能で、反逆的」とし、公民権の後退や同盟国の見捨て、人権を求める人々への独裁者支持、及び移民問題への対応について非難しました。スプリングスティーンは民主党支持者として、アメリカの民主主義と自由の灯を守るため、観客に権威主義に反対するよう呼びかけ、ステージからの発言がSNSで大きな反響を呼びました。この公演では、「House of a Thousand Guitars」の演奏の前にも、国民の結束の重要性について語りました。

トランプ大統領(2025年4月撮影)

米ロック界の大物ブルース・スプリングスティーン(75)が、14日に英マンチェスターで行われた公演でトランプ米大統領を「腐敗し、無能で、反逆的」と痛烈に批判した。

「公民権を後退させようとしている。偉大な同盟国を見捨て、自由を求めて戦う人々に対して独裁者の味方をしている。イデオロギー的な要求に屈しない大学には資金援助をしない。彼らは路上から移民を排除し、正当な手続きなしに国外に強制送還している」と、トランプ政権の政策を非難した。

長年に渡る民主党支持者として知られるスプリングスティーンは、公演の冒頭で「私の故郷、私が愛し、曲にしてきたアメリカは250年にわたって希望と自由の光となってきたが、今は腐敗して能力のない反逆的な政権の手に落ちてしまった。今夜、民主主義とアメリカの試みの最良を信じるすべての人々に、私とともに立ち上がり、権威主義に反対の声を上げ、自由の鐘を鳴らしてもらいたい」と、ステージから満席の観客に語りかけた。この様子は、SNSで拡散されて大きな話題を呼んでいる。

スプリングスティーンはさらに、「House of a Thousand Guitars」のソロ演奏の前にも「権力の抑制と均衡が機能しなくなってしまった時、権力に対する最後のチェックは国民、あなたたちと私です。民主主義と独裁主義の間に立ちはだかるのは、共通の価値観に基づく人々の結束なのです。結局のところ、私たちに残されているのはお互いだけなのです」と語る場面もあったという。(ロサンゼルス=千歳香奈子)

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