
落語家笑福亭喬若(50)が12日、大阪市内で「喬若改メ 3代目笑福亭三喬襲名披露公演」の制作発表会見に出席した。師匠の笑福亭松喬(64)も出席した。
来年2月1日に大阪・国立文楽劇場で師匠の前名である三喬を襲名する喬若は「プレッシャーでしかない」と謙虚に話しながらも「師匠の大きな名前を師匠が存命中に継げるのはうれしい」と喜んだ。
松喬は「私が30年、名乗ってきた三喬を襲名するのはうれしい限り。私が松喬になり、足かけ8年になるが、今朝もまだ三喬さんと言われた。三喬はなじみやすい名前。私も大好きです」としみじみと話した。
会見で松喬は「ゆくゆくは松喬を継いでほしい」と筆頭弟子を“後継指名”した。
自らを「上方落語界の松坂大輔」と名乗る喬若は新たな三喬像について、野球に例えて「けん制球がうまい」と笑わせ、「ストレートを投げたいですね。変化球ではなく、ストレートで勝負できる、うちの師匠もストレートをビシビシと投げられるタイプなので、それを目指したい」と意気込んだ。