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国立劇場6月歌舞伎鑑賞教室は「土屋主税」 中村扇雀と中村錦之助が赤穂浪士討ち入りの世界


中村扇雀と中村錦之助が国立劇場の歌舞伎鑑賞教室「土屋主税」の発表会見に出席した。扇雀は、若い世代や初心者に歌舞伎を楽しんでもらいたいとし、今回は特に上方歌舞伎に重点を置いた演目を選んだと述べた。中村扇雀は、「赤穂浪士の討ち入り」の一人である土屋主税を演じる。彼は、初代中村鴈治郎が好んだ演目を基に、伝統を継承しつつも自分なりの工夫を加えることの意義を強調。錦之助も、「土屋主税」が大好きな演目であり、過去の経験を活かして演じたいと意気込みを語った。このイベントは、若い世代に歌舞伎を普及させるため1967年から行われており、現在は外部の劇場でも続行されている。

歌舞伎鑑賞教室「土屋主税)」の発表会見に出席した中村錦之助(左)と中村扇雀

歌舞伎俳優中村扇雀(64)と中村錦之助(65)が30日、都内で国立劇場6月歌舞伎鑑賞教室「土屋主税(つちやちから)」(6月4~21日、東京・サンパール荒川)の発表会見に出席した。「赤穂浪士の討ち入り」の夜を描く。

土屋主税を演じる扇雀は「中学生、高校生、初めて見る人に歌舞伎ってつまらなかったって思われないような演目を選ぶようにしてきた。一般の方でも敷居が高いイメージ、若い世代の方に歌舞伎を見ていただくことは、日本の伝統文化の歌舞伎にとって大切なこと。他の歌舞伎も見たいというようなことになればいいな。演目については上方歌舞伎を担う一人として、ぜひ上方のものをと考えました。初代(中村)鴈治郎が一番好きな演目だったんじゃないか、ひいおじいさんの一番いいところがでているものをお願いしました。初代鴈治郎の『玩辞楼十二曲』の演目を演じる時は工夫をせずに、とにかく初代さんがこうやったであろうものを目指そうと思っている。偉大な先祖の演目を残すことが子孫の役目。初代源治郎をよみがえらせるように頑張ります。せりふを初代の頃にもどしてやろうと思っています」。

赤穂浪士の1人、大高源吾を演じる錦之助は「11年前に扇雀さんとさせていただきました。11年ぶりにやることになって、いろいろな経験を出せればいいなと思います。扇雀さんとは小学校時代からの知り合いで、チームワークのよさを出せればと思います。私は『土屋主税』という芝居が大好きで、鴈治郎家の芝居は見る人をワクワクさせる」と話した。

「国立劇場歌舞伎鑑賞教室」は、中高生など歌舞伎になじみのない人の歌舞伎鑑賞の機会として1967年(昭42)から開催。東京・隼町の国立劇場が2023年(令5)10月末に閉場後も、外部の劇場で上演されている。

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