
元宝塚歌劇団雪組トップ麻実れい(75)が29日、大阪・関西万博会場のEXPOホール「シャインハット」で、EXPO2025「未来へのOne Step!~世界を結ぶ愛の歌声~」(5月1日まで)の上演を前に公開ゲネプロに参加した。
宝塚歌劇団の歴史を紡いできたOGたちが、シャンソンやジャズの名曲からミュージカル「ME AND MY GIRL」「エリザベート」の代表曲まで幅広い楽曲をつづりながら、華やかなレビュー仕立てで万博に縁のある国々を巡る。
「タカラヅカEXPO’70」で初舞台を踏んだ麻実は、第1部で55年の軌跡をたどる語り部として登場。「私の時は総勢72名。私も潜り込めました。すてきな口上もいただき、幸せな楽しい初舞台でした」と振り返りながら、「この頃の大階段はすごく揺れたんです。めでたく上から下まで落っこちました。網タイツはずるむけ、向こうずねは血だらけでございます。かわいそうに。でも、楽しい初舞台でした」と、裏話も披露して懐かしんだ。
剣幸、安寿ミラ、一路真輝、麻路さき、真琴つばさ、姿月あさと、和央ようか、湖月わたるの歴代トップ8人に、風花舞、月影瞳、大鳥れい、舞風りら、舞羽美海、妃海風のトップ娘役ら総勢30人が出演。最後は麻実も加わって、「すみれの花咲く頃」で締めくくり、「すてきな仲間とご一緒させていただき私も幸せ。宝塚歌劇を世界の皆さまにお届けできて、大変幸せでございます」と笑顔であいさつした。
劇場公演は東京(5月17~20日、東京国際フォーラム)、大阪(同25~27日=梅田芸術劇場)で行われる。