
お笑いタレントのヒコロヒー(35)が15日放送のカンテレ「おかべろ」(土曜午後2時28分=関西地区)に出演。過去に一時芸人を“引退”していたことを明かした。
現在レギュラー番組11本を抱えるなど売れっ子となっているヒコロヒー。しかし芸能界に入ってしばらくは鳴かず飛ばずで、26歳の時に「『売れへんなあ、このままじゃ』ってなって。もういい、ってめちゃくちゃすねて。『もう辞める』って言って、1回“OL”になるって言って…」と、一時芸能界から離れていたことを打ち明けた。
会社員を選んだ理由について「芸人の反対がOLやと思っていたんですよ。芸人と反対の仕事がOLやと思っていたから『丸の内のOLやります』って言って」と決めたという。
当時のマネジャーには反対されたものの、ヒコロヒーの固い意志に「気が済むまでやって来い」と、職業体験のような感覚で送り出された。
ところが、「1カ月ぐらい働いて、もう全然無理で、マネジャーに『すみません、全然無理でした。戻ります』って言ったら、『あかん、早すぎる。あと2カ月頑張れ』って」と、逆に会社にとどまるように言われた。
ヒコロヒーが勤務したのは不動産関連の会社の事務で、「20歳からこの世界でやってて、バイトらしいバイトも、水商売ぐらいしかやったことなかったんですよ。26ぐらいで『やばい、何の免許もない』みたいな。ちょっと焦って、『丸の内や! OLや!』って走り出した」と振り返った。
会社では「(同僚が)ランチとか誘ってくれるんですよ。『一緒に、お昼、カレーどう?』とか誘ってくれる時に、コミュニケーションの仕方とかも知らないし、興味もないから『すみません、カレーの口じゃないんでいいです』とか言ってたら、どんどんいづらくなってきて、つまんなくなって辞めました。むちゃくちゃ嫌われてましたもん」と笑わせていた。