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乳がん闘病した北斗晶「そんなことで変えるな」石破首相の「高額療養費制度」二転三転ぶりに憤慨


元女子プロレスラーの北斗晶が「とれたてっ!」に出演し、石破茂首相が発表した高額療養費制度の負担上限額引き上げの実施見送りを批判した。北斗は2015年に乳がんを患い、右乳房全摘出手術を受けた経験を持ち、長期にわたる治療の重要性を自身の体験から語った。彼女は医療費負担が増えれば治療を諦める人もいると指摘し、政策の頻繁な変更に憤慨した。8月の見送りは選挙対策との見方もあるが、北斗は命に関わる問題に対して政治的な駆け引きを行わないよう強調した。

北斗晶(2020年2月撮影)

元女子プロレスラーでタレントの北斗晶(57)が12日、カンテレの情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金曜午後1時50分)に出演。「高額療養費制度」の負担上限額引き上げの8月実施見送りを表明した石破茂首相の対応の二転三転ぶりを批判した。

北斗は15年7月に乳がんが見つかり、右乳房全摘出手術を受けた。闘病を経て16年11月に仕事に復帰した。

「国会や議員さんのことは、はっきりと分からない」と前置きし、「人ごとではないので、1人の患者として言うと、がんは、長期にわたって治療しなければいけないこともある」と自らの経験を振り返った。

右乳房全摘出手術を受けた後、抗がん剤治療を行った北斗は「長い治療で乗り越えてきている。そのときの負担を考えたら、命に関わることだと思う。お金がたいへんだからとか、年だし、お金がかかるのだったら、もういいわって言ってしまう人もいると思う」と治療費の負担が増えれば、あきらめてしまう人もいると推察した。

負担上限額引き上げの8月実施を見送ったのは7月に行われる見込みの参院選の「選挙対策」との見方もあるが、首相の高額療養費制度の方針転換に「嫌われたくないからとか、もし本当にそうだったら、そんなことで変えるなよ! 人の命に関わることだよと、私は強く言いたい」と憤慨した。

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