
フジテレビは10日、同局の椿原慶子アナウンサー(39)が今月31日で同局を退職することを発表した。永島優美(33)も同日で退社する。椿原アナは担当番組の「週刊フジテレビ批評」を29日の放送を持って卒業する。08年入社後は「Mr.サンデー」などを担当し、10年以上にわたって報道畑で活躍していた。
▼以下は椿原アナのコメント全文。
このたび、17年間お世話になったフジテレビを退社しますことをご報告いたします。視聴者の皆さまの信頼回復が重要な時に会社を去ることとなり、大変心苦しくも感じていますが、アナウンサーとしてキャリアを積む中で、2度の出産・育児を経験し、もう少し家族との時間を大事に過ごしたいという思いが強くなり、昨年11月に会社に退職の意向を伝え、退社の準備を進めてまいりました。
阪神淡路大震災を被災した経験から、小さな声に耳を傾け、心を寄せる伝え手になりたいとフジテレビに入社し、幸いにもさまざまな報道・情報番組を担当させていただきました。
未熟な私に機会を与え、育ててくれたフジテレビに心から感謝しております。また、長きにわたり見守ってくださった視聴者の皆さま、本当にありがとうございました。
温かい先輩やスタッフ、どんな時も寄り添ってくれた同僚など、多くの方々に支えていただいた幸せな17年間でした。フジテレビでの全ての出会いや経験は、私の一生の宝物です。
今後は、家族との時間をさらに大切にしながら、自分のペースで人生を歩んでいきたいと思います。ありがとうございました。
◆椿原慶子(つばきはら・けいこ)1985年(昭60)10月28日、兵庫県生まれ。聖心女子大学文学部卒。08年4月入社。「スーパーニュース」「FNN PRIME news α」など、報道番組を中心にキャスターとして活躍。情報番組「Mr.サンデー」ではメインキャスターを務めた。18年に結婚し、19年に第1子女児、21年に第2子女児を出産。23年8月に育休から復帰。