
女性5人組アイドルグループのNewJeans(ニュージーンズ=NJZ)が7日に行われた裁判で、契約問題で係争中のADOR(アドア)側の「帰っておいで」の主張に、無言の笑みで応えた。
ソウル中央地裁第50民事部は、アドアがニュージーンズのメンバー5人を相手に提起した企画会社の地位保全および広告契約締結など、禁止仮処分審問を開いた。今回の仮処分は、アドアが昨年12月3日にソウル中央地裁に提起した専属契約有効確認の訴えの1審判決宣告時まで、アドアが専属契約にともなうマネジメント会社の地位にあることを認められると同時に、アドアの承認や同意なしにニュージーンズの5人が独自に広告契約と活動することを防ぐための措置。アドア代表取締役のキム・ジュヨン社長が出席した。
同代表は「今回仮処分申請をした理由は、たった1つしかない。ニュージーンズのメンバーと一緒にいたいから。今は大変な状況だが、アドアの人たちは今までも各自の場でしっかりと役割を果たしながらニュージーンズを待っている。ニュージーンズ映像を制作担当したある人は私に『メンバーの方々はおそらく私の存在自体もよく知らないだろうが、私は毎日メンバーの方々の映像を編集しながらむしろメンバー本人よりさらにメンバーの顔を見て声を聞きながら、その愛らしい姿をどのようにすればよりよく見せることができるか常に悩んできた』という話を伝えたりもした。このようにニュージーンズだけを考えながら真心を尽くして走ってきた私たちアドアの方々に機会をくれ。私たちが持っているすべての力量と真心を尽くしてニュージーンズを支援する。メンバーたちが夢に向かって進む、その旅程に、私たちアドアも必ず再び、ともにできることを切実に願っている」と主張した。
この主張に、法廷に座っていたメンバー5人は、当惑したように、お互いに目を合わせながら笑みを浮かべる姿を見せた。アドア側のこれまでの言動と、この日の訴えに温度差が大きいと思ったようで、韓国メディア「MKスポーツ」は同日「ニュージーンズが『戻れ』のアドア代表の発言に、笑いをこらえる姿で返答」との見出しで、詳報した。
アドアは、29年7月31日までニュージーンズとの専属契約が有効だと主張し、訴えを起こした。