
ミュージカル「ボニー&クライド」(10日から)の囲み会見が9日、東京・日比谷シアタークリエで行われ、ダブルキャストでクライド役、ボニー役を演じる柿澤勇人、矢崎広、桜井玲香、海乃美月が登場した。
映画「俺たちに明日はない」(67年)で描かれた伝説の銀行強盗カップルを題材にしたミュージカル。この日はシーンの一部が公開され、柿澤と桜井が熱いキスシーンを披露した。柿澤は、初日を前に「ボニーとクライドが駆け抜けたようなけいこ場だった」と振り返り、公演に向け「全力で駆け抜けたい」と意気込みを語った。
イチオシのシーンについ柿澤は「バスタブの中でウクレレを持って歌うシーン」を挙げた。「音楽関係者から見たら、楽器を持ってお風呂の中で演奏するなんて言語道断だと思いますが、まったくクラウドは気にせず、ボニーに対するラブソングを歌う。逃げている最中なのにバカだなーと思うけど、ボニーとクラウドの、型にはまらない2人を象徴しているシーンだと思います」。
桜井は、劇中にたくさんあるケンカのシーンを挙げ、「毎回舞台上でキレているから、キレぐせが出始めているような気がする」と笑顔で話した。
海乃は、「ダブルキャストということで、キャストが変わると本当に違う作品のように思える。組み合わせが変わると雰囲気が変わるので、たくさん見に来ていただきたいです」と話していた。