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原田知世「自然に横にいられました」夫役は笑福亭鶴瓶 映画「35年目のラブレター」


映画「35年目のラブレター」の公開記念舞台あいさつが行われ、主演の原田知世や笑福亭鶴瓶が登壇した。この映画は、戦時中に生まれ文字の読み書きができない夫と彼を支え続けた妻の実話をもとに制作されたヒューマンドラマ。原田知世は、笑福亭鶴瓶が演じる西畑保の妻、皎子役を演じ、「鶴瓶さんの隣にいるだけで自然に役に入り込むことができた」と語った。原田は、皎子が情に深い人物で、夫を支えたいという気持ちから愛が芽生えたと述べ、映画が観客に感謝の気持ちを伝えるきっかけになることを願うと話した。この日は共演者や監督も登壇し、映画にかける思いを共有した。

映画「35年目のラブレター」公開記念舞台あいさつで笑顔を見せる笑福亭鶴瓶(左)と原田知世(撮影・中島郁夫)

女優原田知世(57)が8日、都内で、映画「35年目のラブレター」(塚本連平監督)公開記念舞台あいさつに出席した。

同作は最愛の妻にラブレターを書くため文字の勉強に奮闘する夫と、彼を長年支え続けた妻の人生をつづったヒューマンドラマ。朝日新聞で紹介された実話をもとに映画化。原田は笑福亭鶴瓶(73)演じる戦時中に生まれて十分な教育をうけることができず、文字の読み書きができない西畑保の妻、皎子(きょうこ)を演じている。

原田は「ちょうど去年の今日が西畑家のセットの最終日でした」と振り返り、「あの時、現場がすごい和やかでいい現場だったので、きっとすてきな良い作品になると思っていたし、監督を信じてついてきて、すてきな景色を見させていただきました」とした。「監督の奥さんが探してくれなかったらこの作品もなかったので、監督の奥さんにも感謝したいです」と感謝を述べた。

役については「自然に横にいられました」とした。「皎子さんは元々、情に深い人だけど、彼と出会って、とにかく力になってあげたいという気持ちが自然に湧き上がってきて、単純に心が動いてそれが愛になった」とし、「鶴瓶さんの隣にいて、見つめるだけが大切かなと思って撮影中を過ごしていました」とした。「鶴瓶さんのためにできることがないかなと常に思う自分がいて、それがすごく皎子さんに近づけたのかなと思った」と続けた。また、「これは役作りではない部分で、鶴瓶さん演じる保さんがいたからあの皎子さんになった」と明かした。

同作を「みなさん1人ずつ感想を聞きたい作品」とし、「ご自身の家族、友だち、愛する人に感謝の気持ちを伝えるきっかけになればいいなと思ってます」と訴えた。

この日、重岡大毅(32)上白石萌歌(25)秦基博(44)塚本監督(62)も登壇した。

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