
女優麻生久美子(46)が、テレビ朝日4月期金曜ナイトドラマ「魔物」(4月18日放送開始、金曜午後11時15分)で主演することが5日、分かった。
同作は韓国の大手スタジオ「SLL」とタッグを組み、日韓共同制作となる。不倫、DV、セックスなど愛と欲望にまつわる過激なテーマと、満たされない人間たちのゆがんだ人間模様を描く“禁断の問題作”となりそうだ。麻生は、実力ゆえ将来を嘱望されながらも孤独を抱え、禁断の愛に身を焦がす孤高の弁護士、華陣あやめを演じる。
オファーを受けた感想を「韓国ドラマは大好きでよく拝見しているので、まずワクワクしました」とし、「私で大丈夫かなというプレッシャーも感じましたが、とにかくワクワクしっぱなしで、“絶対にやらせていただきたい!”と思い、出演を決めました」とした。
「もともと自分の意思をうまく伝えられるタイプではないので、韓国のスタッフ陣と距離を近づけられるのか不安だった」というが、「みなさんとても朗らかで温かくて、お会いした瞬間に“大丈夫だな”と直感しました」。また、「意見もしっかり伝えてくださるので、信頼できるチームになるなと確信しています」と続けた。
同作では塩野瑛久(30)と初共演。塩野はあやめを翻弄(ほんろう)する源凍也を演じる。麻生は、初めて会った塩野の印象を「すごく美しい方」とした。「チラッと見えた横顔がキレイすぎて、まともに顔が見られなくて。ちらちらと横顔を盗み見ては“美しい!”って衝撃を受けています」と笑みを浮かべた。
「濃厚なシーンはどうなるのか、まだ想像もできないのですが、美しさが出せればいいなと考えています」とも言う。
一方、塩野も「僕も緊張してなかなか目を合わせられないのですが…」とした上で、「共演の俳優陣が年上、年下にかかわらず骨抜きになってしまうイメージがあります」。そして「でもその気持ちがわかるなと、ひしひしと感じています」との思いも吐露した。
また、「とてもフラットに接してくださいますし、となりにいて居心地がいいのですてきなチームを作れる予感があります」と手応えもつかむ。
共演シーンについては「今まで見たことがないような、美しくも“味”のあるやりとりを見せることができたら…」と意気込み、「麻生さんと一緒にいいシーンを作り上げていきたいですね」とした。