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【韓国】人名しゃべれず…酩酊でニュース生放送出演の司会者に停職3カ月、局にも処分


韓国の放送通信審議委員会は、司会者が飲酒後に生放送に出演した問題に対し、JIBS済州放送に「注意」の制裁を下した。この事件は昨年3月に発生し、チョ・チャンボムアナウンサーが発音不正確な状態で出演したことから飲酒が疑われた。放送はすぐに中断され、謝罪が行われたが、司会者は3カ月の停職とニュース制作から1年間の排除処分が決定された。審議委員会は、飲酒放送が「絶対にあってはならない」事件であり、制裁は避けられないと述べた。

韓国国旗(2018年2月撮影)

韓国の放送通信審議委員会(放審委)は4日、司会者が飲酒後に生放送に出演してニュースを進行し非難を受けたJIBS済州(チェジュ)放送に、法定の制裁に当たる「注意」を決議した。

同日に全体会議を開き、昨年3月30日に放送された、同局チョ・チャンボムアナウンサーの飲酒が疑われた「JIBS8ニュース」に対して、重い判定を議決した。

韓国メディア「ヘラルドPOP」は5日、書面意見陳述の様子を報道。「JIBS済州側は、司会者が当日、代理の司会者を務めることを忘れて食事とともにアルコールを飲んだ。その後、風邪薬を服用した状態で出演。プロデューサーがニュース開始後に異変を感じて放送を直ちに中断し、その後、謝罪放送もした」と報告した。

司会者には、停職3カ月と1年間のニュース製作現場からの排除処分を出し、ニュース責任者の取材企画チーム長にも警告措置をしたと説明した。しかし、放審委は「数十年に1度、あるかないかという放送事故であり、絶対にあってはならない飲酒放送だ。制裁は避けられない」と指摘した。

昨年3月30日の「JIBS8ニュース」で、司会者だったチョアナウンサーは、発音が不正確で、国会議員選挙の候補者の名前もまともに発音できない状態で出演したため、飲酒による酩酊(めいてい)が疑われ、視聴者から不満の声が届いていた。

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