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キャスターみのもんた(本名御法川法男)さんが1日未明に死去したことが分かった。80歳だった。関係者によると、みのさんは1月中旬に都内の焼き肉店で牛タンを喉に詰まらせて救急搬送されており、心肺停止が続いていたという。葬儀は親族のみの家族葬で執り行われる。お別れの会などの予定は親族の希望で開催しないという。
みのさんの名を全国に知らしめたのが、80年代以降、プロ野球のシーズンオフに風物詩として放送されたフジテレビ系「プロ野球珍プレー・好プレー大賞」。特に珍プレーのVTRに、みのさんが軽妙でキャラクターを強調するアドリブのナレーションを入れたことで、ラジオの文化放送出身だったみのさんの顔やアナウンス力、知名度が一気に知れわたった。当初「プロ野球ニュース」の1コーナーだったが、みのさんのナレーションの人気ぶりもあって、その後も長く続く定番番組となった。
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▼みのさん「珍プレー」名言・迷言
「さぁごらん頂きましょう、この打球の行方。おなじみ宇野さんが、そのボールの真下でゴツーン!ボールは大きく弾いて転々と…宇野さんのおでこっ! 大丈夫ですか、宇野さん? 強いおでこね!」(中日宇野勝内野手が遊飛をおでこで“ヘディング”)
「ビシッと横から出て来た足が入った!誰だこの足は! ホ・シ・ノだぁ」(中日星野仙一監督が両軍入り乱れた輪に参加)
「アイタタタタ、イテテテテテ、当たっちゃった当たっちゃった。ホントだよホントだよホントだって。たまんねえよ」(広島達川光男捕手が打席で死球ギリギリの投球で審判にアピール)
「イタ~イ! ウ~! アウ~!」(西武金森栄治外野手が死球を受けもだえる)