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やす子文化放送特番ナレーションで“はい~”封印「何度もかんだけど前向きになれた」


お笑い芸人やす子(26)は、文化放送開局記念「昭和100年スペシャル」に出席し、アンパンマンの創作者やなせたかしに関する特番のナビゲーターを務めました。やす子は、子どもの頃からアンパンマンに影響を受け、大人になってその魅力をより感じることができたと語りました。また、コロナ禍で仕事が少なくなった際には、アンパンマンの歌詞が支えになったとも述べました。彼女は番組収録中に真剣に取り組み、自身を「安井かのん」として全力で挑んだことを振り返り、やなせへの愛情に満ちた特番を振り返り感動したと述べました。自身のキャラクターについての自己分析も交え、より自由で豊かな表現を模索していく決意を示しました。

文化放送開局記念 昭和100年スペシャル「ドンとモーグリとライオンと~やなせたかし 名作前夜」収録に出席したやす子 (C)文化放送

お笑い芸人やす子(26)が28日、東京・浜松町の文化放送で、文化放送開局記念 昭和100年スペシャル「ドンとモーグリとライオンと~やなせたかし 名作前夜」(31日午前11時)収録に出席した。

同番組は、文化放送の保管資料を整理する中で発見した、やなせ氏の貴重な資料を紹介しながら、「アンパンマン」などの名作が生まれる前夜の息遣いを届ける特番。

番組ナビゲーターを務めやす子は「事前に、今日は『はい~を封印してください』って言われた」と明かした。実際、約2時間の収録で『はい~』は1回だけ。「やなせさんに対して本当に真剣に、やす子ではなく、安井かのんとして真っ正面からぶつかった」と目を輝かせた。

さまざまなメディアで「アンパンになりたい」と語っていたことが、今回のナレーションへとつながった。アンパンマンは「自分にとって子どものころからそばにいて、大人になればなるほど染みる存在」とした。「コロナ禍で仕事がなくなった時期はアンパンマンの曲の歌詞に元気をもらった」と続け、「芸人として技術も腕もない中で、できることを考えた時に、アンパンマンのようにいるだけで元気が出るなとか、やす子がいると笑えるなと思っていただけたらいいなと思っていた」と話した。

美術館のガイドなどのちょっとしたナレーションの経験はあるが、特番は初。「難しかった」と振り返り、「ずっとマネジャーを見ていた」と苦笑いを浮かべた。

それでも「やなせさんの声が聞けたり、いろんな方のやなせさんへの愛情がたっぷりつまっていて、すてきな回だった」とし、「朗読のところでは読みながら泣きそうになって、心がぎゅっと詰まるようでした」と振り返った。「収録では何度もかんだけど、すごく頑張るぞって、前向きになれました」と胸を張った。

そんなやす子だが、「今は求められているやす子をやりすぎている」と自己分析。前向きに1歩踏み出すなら「生は有限なので、うそ偽りなく生きられたらいいなと思います」とした。「人の目を気にし過ぎている。好感度を気にし過ぎている」と続けると、「なので、もっと毒を吐く、悪やす子の一面を出せたらいいなって。私生活で『はい~』とか言わないですから」と笑った。

ファンおよびリスナーに向けては「やなせさんのように楽しんで生きましょう。追い詰められず、ハッピーにご自愛下さい。自分ファーストで」とし、「自分を大切にできれば、他人も大切にできると思うので」とメッセージを贈った。

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