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直木賞作家の今村翔吾、岩手の山林火災にXで「火災は唯一、人の力で対抗出来る天災です」と応援


直木賞作家の今村翔吾氏がX(旧ツイッター)で、岩手県大船渡市で発生した山林火災に対する心配を示しました。消防関係者の取材経験から命の大切さを訴え、現地住民の安全を願うメッセージを送っています。さらに、山形県の消防隊の支援にも感謝の意を表しました。火災は唯一人間が対抗できる天災であることを強調し、多くの人々が救われることを望んでいます。今村氏は消防団を題材にした作品で作家デビューを果たしており、作品は来年テレビアニメ化が決定しています。現在、消火活動は自衛隊ヘリによる空中散水が行われています。

岩手の山林火災を心配するポストをXにした今村翔吾氏

直木賞作家今村翔吾氏(40)が27日、自身のX(旧ツイッター)を更新。岩手県大船渡市から広がる山林火災を心配するポストをした。

「岩手県の山林火災を心配しています。長年、消防関係者の取材をしてきた身として感じることは、いかなる思い出の品であろうが、高価なものであろうが、命には変えられないということです。今ならばまだ家財を持ち出せると思っても、そのわずか間に火勢が変化することは間々あります。ご自身、ご家族の身を第一に、現地の方々のご無事を心より祈っております」と記した。

そして「山形県新庄市の消防、最上広域消防本部も緊急消防援助隊として駆け付けたそうです。火災は唯一、人の力で対抗出来る天災です。こうして応援することしかできませんが、一人でも多くの方々が救われることを望んでいます」と締めくくった。

今村氏は2017年(平29)に、山形県新庄藩の火消し集団の奮闘を描いた時代小説「火喰鳥羽州ぼろ鳶組(ひくいどりうしゅうぼろとびぐみ)」で作家デビュー。今春に劇画化され、来年冬にはテレビアニメ化も決まっている。

消火活動は夜を徹して続けられ、27日は朝から自衛隊のヘリコプターによる空中散水が行われている。

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