
元サッカー日本代表FW城彰二氏(49)が27日までに、元雨上がり決死隊宮迫博之(54)のYouTubeチャンネルに出演。1998年のW杯フランス大会後に受けた大バッシング騒動を振り返った。
カズ(三浦知良)が日本代表メンバーから外れて大騒動になった同大会に、城氏はエースとして活躍を期待され3戦連続でスタメン出場したが無得点、さらにチームは3連敗の敗退。帰国した成田空港でペットボトルの水を掛けられるなど、敗退の象徴として屈辱を味わった。
しかし、水を掛けられるだけでは済まなかったという。「もっと、とんでもないことをされていたんで…車を燃やされたりとか。家にもものすごいいたずら書きをされたり、いろんなものを投げられたり…。今だから笑えるから良いですけど、マジで殺されるかと思いました。だから警察の方に動いてもらって、危ないっていうことで家に常駐してもらって」と明かし、「本当に人生終わったほうがいいのかなっていうぐらい思っちゃった。だって外に出たら何かされるんじゃないかっていう恐怖感があって…」と振り返った。
空港で水を掛けられるショッキングな出来事の後、心配したカズから電話があり「日本のエースとして戦うには、あんなこと当たり前だ。そんなので凹むな。また前を向いてやれ」と激励されたという。「すげえなって思って。普通だったら自分が外されたら、(代わりの選手が)上手く行っても行かなくても関係ねぇやって思うじゃないですか?でも僕に託してくれて、僕が集中攻撃を受けたときに『大丈夫か?だけど日本のエースっていうのはこういうもんなんだ。だからお前は下を向かないで前を向け』って言ってくれたんですよ。それで僕は救われました」と感謝。宮迫は“キング”の言葉に「そのタイミングでそれを言えるカズさんだからこそいまだに現役でやられてるのかなと思いますよね」と感嘆のため息をもらした。