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演歌歌手北川大介(54)が24日、都内で、「北川大介新曲発表ライブIN新宿ケントス~函館を歌う~」を開催した。
2月12日、新曲「北の街 函館」をリリース。この日、ミュージックビデオにも出演した函館在住で元歌手でもある演歌YouTuberのShin(45)も出演した。
Shinは兵庫ケンイチとしてデビューした元プロ歌手。北川との出会いは、2枚目シングル「おまえだけなのさ」のキャンペーンだった。
北川は「応援に来てくれて、『僕も将来歌手になりたい』と夢を語ってくれた」という。また、「『夢に向かって頑張れ』と書いた色紙を今でも持っていてくれた」と振り返った。
Shinは夢をかなえたが、その夢は6年でついえた。北川は「演歌歌手で苦労していない人はいない」とし、「みんな夢を持って、売れると思って飛び込んで来るけど、周りも実力者だらけなのでうまくいかない」とした。「だから、今日も来てもらえることが本当に最高の幸せなんです」と続け、「メディアに出られるのはすごいことで、そこに行くまでが大変なんです」と熱く語った。
この言葉を聞いたShinは「だからこそ大介さんのすごさが分かる」とした。「続けられる方は人柄が違う。いつも前向きで、人を楽しませようとしているのが輪を広げている」とし、「自分はそれが無かったのかなとか思って勉強しています」と話した。
歌手を引退後、Shinは北島三郎記念館の職員として函館に移住。同館も21年に閉館するが、「歌が好きだったので、再デビューとかは考えず、好きな歌を歌いたくてYouTubeで歌い始めた」という。今やその登録者は13万人の人気ぶりだ。
北川はShinを「とにかく真面目で、歌を愛していて、後輩だけど尊敬できる」と称し、「今、笑顔が生き生きしている」。Shinは北川を「大先輩だけど壁がない。いつも会うと前向きになれます」とし、「少しでもパワーをもらいたいと思っています」とした。
プロの演歌歌手と演歌系YouTuber。フィールドは違えど刺激しあい、相乗効果で演歌・歌謡曲を盛り上げていく。