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落語家桂才賀(かつら・さいが)さん(本名谷富夫=たに・とみお)が21日に虚血性心疾患のため亡くなった。74歳。落語協会が発表した。通夜は25日午後6時から東京都台東区東上野4の1の4、徳雲会館で、告別式は26日午前11時から同所で営まれる。喪主は妻恒子さん。
最後の寄席出演は24年11月16日の新宿末廣亭だった。法務省少年院面接委員を務めており、最後の寄席出演から1週間後の11月23日には、都内で行われた「第64回全国矯正展」では、杉良太郎らとともにオープニングセレモニーに出席した。
海上自衛隊を3年任期満了した72年に9代目桂文治に入門、前座名は文太。78年に文治さんが亡くなった後、古今亭志ん朝門下へ移り朝次と改名。85年に真打ちに昇進し、7代目桂才賀を襲名。