TBSは21日、「芸能関係者と当社社員の関係調査についての報告」を同社ホームページで発表した。
同調査は、女性問題等で芸能界を引退したタレント中居正広氏の報道を受け、同社の人権方針にのっとり、芸能関係社と同社社員との間の会食等をめぐる実態把握のために実施された。
調査結果として、「芸能事務所が主催する会食等に、当社社員がアナウンサーを誘って参加するケースがあったことが確認されました」とした。一方で「ただし、そのような会食等で、参加者による不適切な言動があった事実は確認しておりません」としている。
また「当社社員が、打ち合わせや懇親以外の不適切な目的で、芸能関係者との間で会食等を設定していた事実は確認しておりません」とし、「本調査は過去の事案も含め、引き続き実施しております」とした。
一部スポーツ新聞の中居氏の会合に同局の女性アナウンサーが参加していたという報道にも言及。「記事のものと思われる会食にTBSテレビのアナウンサーが参加していたことを確認しました」。その上で「当該アナウンサーは、フジテレビの編成幹部から直接誘われて会食に参加したと話しています」とし「当該アナウンサーは＜1＞会食時に自分に対する性的言動はなく、他の女性に対する性的言動も見聞きしていない＜2＞あらかじめ遅くまでいられないと伝えており、実際に途中で帰宅した＜3＞中居氏と会食したのはこの1回だけと話してます」と報告した。
さらに、「23年5月31日に、中居氏のマンションで行われたバーベキューに、男性のTBSテレビ社員2名が参加していたことを確認しました」とし、「当社社員は直接中居氏から誘われて参加しており、芸能関係者やフジテレビ編成幹部らも参加していた」としている。同社員については「バーベキュー終了とともに帰っており、滞在中に参加者から不適切な言動は無かったと話している」と報告している。
アナウンサーを含むTBS社員が、中居氏が参加する懇親会への参加やゴルフなどでの交流も確認されているが、「不適切な目的だ開催されたり、参加者から不適切な言動があったことは確認しておりません」としている。
