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広瀬アリス(30)主演の日本テレビ系4月期連続ドラマ「なんで私が神説教」(土曜午後9時)に、Snow Man渡辺翔太(32)岡崎紗絵(29)野呂佳代(41)小手伸也(51)伊藤淳史(41)木村佳乃(48)堀内敬子(53)が出演することが21日、分かった。広瀬演じる主人公静が務める私立名新学園の同僚教師などを演じる。
「となりのナースエイド」「イップス」などを手がけてきた、コメディー界のトップランナー、オークラ氏による進学校を舞台とした完全オリジナル脚本作。無職から高校教師へ転身した主人公を中心に、他人と本音でぶつかることがリスクとされるようになってしまった今の世の中に届けるオリジナル新感覚学園ドラマとなっている。
静の母親役の堀内以外は全員が教師役。名新学園2年9組担任教師を演じる渡辺は「浦見先生は、明るくて熱意があって、でもちょっと抜けてる愛されキャラということで、今まであまり演じたことのないキャラクターなので、とても新鮮な気持ちです」とコメント。「広瀬さんはじめ同僚の先生方と、本読みでお会いしたのですが、初めて集まったとは思えないぐらいの明るい雰囲気で、これは笑いの絶えない現場になるぞと確信しました。現場の楽しい雰囲気を視聴者のみなさんにも届けられるように、精いっぱい走り抜けたいと思います」と思いを語った。
同じく教師役の岡崎は「ドラマを通して、先生と生徒の枠を超えて、心に残る“お説教”を受けられることを私自身も楽しみにしています。人と人との関わりが薄くなってきている現代ですが、その中で、“今の時代を生きる”一生懸命な先生の姿をぜひ皆さんに見ていただきたいです」とつづった。
野呂は「あまり学校が好きではなかった私ですが、そんな私が過ごした学生時代と今の学校のあり方がこんなにも変わっていて、学校運営をしていくのが大変なことをこの作品で知りました」と話しつつ「オークラさんには昔からバラエティー番組ですごくお世話になっていて、オークラさんの作品に出演させていただくことはとても感慨深く、頑張りたいと思います」と話した。
小手は「オークラさんの脚本は、喜劇と悲劇が表裏一体で、キャラクターを掘り下げようと思えばどこまでも深くなる構造になっています。はたしてどの程度掘り下げていくのか、制作のみなさんと一緒に方向性を模索していくのが今から楽しみです」。伊藤は「今の時代に求められている作品だと強く感じました。ルールが増える中でも『人と人とのやりとりで忘れてはいけないこと』がある。その点を鋭く突く作品だと思いました」とつづった。
堀内は「今の時代って、『叱る=悪いこと』みたいに思われがちですが、叱ることと教えることって本来は別のものかなと。ただ感情的に怒るんじゃなくて、相手の成長を願ってちゃんと伝えるのが本当の『叱る』ことなのに、それすら避けられることが多くなってる気がします」と現代への思いを語り「遠慮しすぎて言うべきことを言えなくなると、結局その人のためにならないこともあるんじゃないかと思います。特に、子どもや若い世代にとっては、大事なことを指摘してくれる人がいないと、あとで大きな壁にぶつかったときに乗り越えられなくなるかもしれません。結局、大事なのは『愛情を持って接すること』なのかなって思います」。
98年以来の教師役となる木村は「27年前は新人教師を演じたのですが、そこから時を経て、今回はいきなり校長に! すごい出世を遂げて驚きました(笑い)」としつつ「私自身の学生時代の記憶では、校長先生は男性のイメージが強かったのですが、京子がそのポジションにいるということは、彼女には何か光るものがあるはず。その説得力を持って演じていきたいと思います」と意気込んだ。