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昨年10月に76歳で亡くなった俳優西田敏行さんのお別れの会が18日、東京・増上寺で行われ、フリーアナウンサー笠井信輔(61)が19日にアメーバブログを更新し、西田さんへの思い出をつづった。
笠井アナは「西田敏行さんのお別れ会が昨日行われました 温かな微笑みの素敵なご遺影 本当に、たくさんの方が訪れていました」と西田さんの遺影を投稿した。
続けて「福島出身の西田さんが東日本大震災以降、どれだけ地元に寄り添っていたか、舞台の楽屋や映画のインタビューなどで、お話を聞かせていただいていました あれは12年前、映画『遺体 明日への十日間』主演の西田さんは、東日本大震災の遺体安置所で、ご遺体に寄り添う民生委員・相葉さん役でした」とつづった。
さらに「映画の中で、西田さんは冷たい床の体育館のなかに入る時あの寒さの中、靴を脱いで『裸足』で作業をしていました 当時現場は、むしろ靴を履くのが当たり前でした 『ありえない』私は西田さんに聞きました すると西田さんは『台本にも原作にもなかったんです。私が『靴を脱がせてほしい』と監督に頼んだんですよ』 ご遺体に寄り添うには、自分はここで土足ではいけないと西田さん」と「遺体 明日への十日間」撮影時のエピソードを明かした。
「西田さんのモデルとなったご本人に映画の感想を聞くと『西田さんが靴を脱いでいましたね。実は、私も、ああしたかったんです。それを西田さんがやってくださった』この映画が『事実』を超えて『真実』に迫った瞬間でした」と西田さんの行動を称賛し「そこから私は涙でうまく話を続けることが出来ませんでした 本当に素敵な方でした 改めて西田敏行さんのご冥福をお祈りします @作品映像は全て『遺体、明日への十日間』より」と西田さんの冥福を祈った。