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昨年10月に76歳で亡くなった俳優西田敏行さんのお別れの会が18日、東京・増上寺で行われた。
祭壇は西田さんの故郷、福島県にある磐梯山と猪苗代湖をモチーフに組まれた。シャクナゲ208本をはじめ、菊や桃、梅など合計4000本の花で豪華に彩られた。遺影は23年2月に撮影された、ベージュのスーツを着用しほほえむ写真が使用された。
増上寺は、徳川秀忠らが眠る徳川家の菩提(ぼだい)寺。西田さんは00年のNHK大河ドラマ「葵 徳川三代」で秀忠を演じ、その縁で会場に選ばれた。会場の外には西田さんが出演した作品のポスターや写真が多数飾られていた。
西田さんは10月17日に虚血性心疾患のため、自宅で亡くなった。戒名は芸月院敏那覚優居士(げいげついんびんなかくゆうこじ)。