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三吉彩花(28)が14日、都内で行われた最新AIフォン「Samsung Galaxy S25シリーズ」発売記念イベントに出席した。この日は、バレンタインデーだと司会から話を向けられたが、三吉は「バレンタイン…そんなことは忘れていた。そう言えば、と…」と口にして、笑った。そして「ここに来ている場合じゃない」と観客に呼びかけた。
チョコレートを買うか、聞かれると「まだ、買ってないですけど、夜は友人たちと会う予定なので、終わってから買いに行きたい」と答えた。「Samsung Galaxy S25シリーズ」は、GalaxyAIが人のように提案、実行してくれる「AIエージェント」を搭載している。三吉は「チョコレート? ぜひ」と早速、AIを使って近隣のチョコレートを売っている店を調べ、5軒がリストアップされた。「ここから近い。何なら5軒とも寄って、ちょっとずつ買います」と喜んだ。また、AIで生成した自身の写真を元にしたイラストを見て「メッチャかわいい」と笑みを浮かべた。
三吉とAIといえば、24年11月に公開し、三吉が2月に第46回ヨコハマ映画祭で助演女優賞を受賞した出演作「本心」(石井裕也監督)でも、メインテーマとして描かれた。三吉は劇中で、主演の池松壮亮(34)演じる石川朔也と同居する三吉彩花を演じた。朔也が、田中裕子(69)演じる母秋子が亡くなってしまった後、本心を知りたいと思い仮想空間上に任意の人間を作る「VF(バーチャル・フィギュア)」の制作を依頼。その手掛かりを集めるため接触する、秋子と親交が深い女性の役どころだ。
三吉は「普段、良い意味でAIを使っている。良い面も、感情が揺さぶられる良くない面も、リアルに映した。ポジティブに向き合うのに、どうしたら良いか…学びになった」と作品を評した。ヨコハマ映画祭では、13年度に「旅立ちの島唄~十五の春~」「グッモーエビアン!」で最優秀新人賞を受賞しており「ヨコハマ映画祭が10何年ぶり2回目に呼んでいただいた機会。賞をいただくのに無縁な人生…とても大切な役柄で、大切な人と作った大事な作品。ありがたい」と振り返った。
ファンの質問にも答えた。休日の過ごし方を聞かれると「時間が許す限り寝て、料理して、寝て、ゲームして、寝て…オンオフはハッキリしたい。なるべく1日で刻んで全て終わらせたいタイプ」と答えた。かばんの中に入っているものは? と聞かれると「移動の時間に、音楽がないとダメ。イヤホンがないと落ち着かない。忘れちゃって買ったことがあります。家に行けばあるのに途中で違うものを買ったり」と言い、笑った。