
今年のR-1グランプリで悲願の決勝初進出を決めた“カルト芸人”チャンス大城(50)が9日、カンテレ「お笑いワイドショー マルコポロリ!」(関西ローカル)に出演。NSC(吉本総合芸能学院)同期の千原せいじ(55)から、酒癖の悪さを暴露された。
チャンスは1989年、中学3年で、1歳年齢をごまかしてNSC(吉本総合芸能学院)へ入学。NSC大阪8期では千原兄弟、FUJIWARAらと同期だったが、退学。その後、昼間は建築業で働きながら定時制高校へ通い、4年後、再びNSCへ入学(13期)し、芸人デビューした。
だが、鳴かず飛ばずで東京へ拠点を移して再出発。地下芸人として活動していた09年、永野(50)と出会い、意気投合。ライブ終わりに毎夜、歌舞伎町の広場で酒を飲んでいた。
「お客さん3、4人ぐらいの中で続けてて、誰にも発見されてなくて。居酒屋行く金ないんで、路上で」
永野も「(当時は、酒の飲み過ぎて)死のうと思ってましたもんね」と回顧。その後、永野が先にブレークし、後輩らと飲み歩き、たまたま、せいじがオーナーの店に入った。せいじの店で働くうち、「チハラトーク」にゲスト出演。その流れで、「人志松本のすべらない話」にも出演し、地下芸人から脱出したが-。
チャンス自身「酒飲むと、携帯や財布を投げ捨ててしまう」と告白。「(財布を捨てすぎ)自動車免許証、27回なくしてて。更新行ったら、個室に呼ばれ、偽装かなんかやってんのか? って。調べたら、東京で3番目になくしてた」と打ち明け、猛省したという。
せいじによると、飲酒中に突然「今から100人抜きするからな」と言い、通行人にからみ、見事なまでの返り討ちでダウン。ジュニアからの呼びだしで、せいじが送り出すと、約束を忘れ「知らんオッサンとカラオケして」すっぽかし。
せいじは「この1杯でスイッチ入るのが分かる」と言い、家飲みの際、その寸前で帰らせたが、外に出てスイッチオン。扉の外で「せいじ~!」と絶叫。せいじの息子から「殺すぞ」と怒られる始末。
打ち上げで、松本人志と同席した際には、松本に「オレの方がおもろいからな」とからみ、「2年間、ダウンタウンの番組見られなくなった」。数々の失敗で、せいじから「チャンスさん、酒やめへんかったら、おれ、付き合い辞めるわ」と言われ、断酒を約束。以来、酒を飲めない同期の藤本敏史と過ごすことが増えていると明かした。
また、バツイチも告白。09年に永野と出会った当時に離婚しており、せいじによると「旦那さんは死んだことになっていた」が、テレビ露出が増え、やっと「子供にお父さんとして伝えられた」そうだ。せいじが「それもあって、もう酒は飲めないみたいです」と話すと、チャンスは照れくさそうに笑っていた。