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レディー・ガガ、グラミー賞授賞式でトランプ大統領を痛烈批判 アリシア・キーズ、マドンナも


2023年第67回グラミー賞でレディー・ガガが、トランプ政権の反トランスジェンダー政策を批判しました。ブルーノ・マーズとのデュエットで「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」を受賞したガガは「トランスジェンダーは透明な存在ではない」とスピーチし、会場の共感を呼びました。また、アリシア・キーズもDEI(多様性、公平性、包括性)の重要性を強調しました。トランプ大統領は性別を男女のみに限定する大統領令を発令しており、音楽界からは多様性を守る声が多く上がっています。

グラミー賞授賞式で熱唱するレディー・ガガ(ロイター)

米歌手レディー・ガガ(38)が、2日に米ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで開催された第67回グラミー賞授賞式で、トランプ米大統領の反トランスジェンダー政策を痛烈に批判した。

ブルーノ・マーズとのデュエット曲「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」で最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞を受賞したガガは、「トランスジェンダーは、透明な存在ではありません。愛されるに値する人々です」とスピーチ。会場は総立ちとなり、大きな拍手が送られた。

また、音楽界に貢献した黒人ミュージシャンに贈られるグローバルインパクト賞に輝いたアリシア・キーズ(44)も、「私たちはこの舞台で、さまざまな背景や視点を持つ才能ある勤勉な人々を見てきました。その状況が一変しています。DEI(多様性、公平性、包括性)は脅威ではなく、ギフトです」とスピーチした。

1月21日に2期目がスタートしたトランプ大統領は、就任直後から「性別は男女のみ」とする大統領令に署名し、出生時に決められた性別と性自認が異なるトランスジェンダーや男女の枠組みにはあてはまらないアイデンティティーを持つノンバイナリーの権利を否定。歌手マドンナも「私たちが何年も戦って勝ち取ってきたすべての自由を解体している」と批判するなど、音楽界からは多様な価値観を擁護する声が上がっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)

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