タレント眞鍋かをり(44)が31日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金曜午後1時50分=関西ローカル)に出演。週刊文春が、中居正広氏(52)の女性トラブルに関連したフジテレビの疑惑について訂正記事を出した件に言及した。
番組では、フジテレビの清水賢治新社長が、30日に就任後初の定例取締役会を終え、週刊文春に対し「1月6日には分かっていたこと。もう少しきちっとした対応が必要かなと思います」などと苦言を呈したことに加え、広告収入は従来予想から233億円減少するとの見込みなどを伝えた。
この日、番組に出演していた石原良純は「233億円という数字は、若者の夢、経済を閉ざしてしまう。(組織の)いろんなものが滞ってしまう」とし、進退が注目される日枝久取締役相談役に言い及んだ。
石原は「時間との闘い。何を守るのか-という段階にきていると思う」とし、企業風土が問われる中での日枝氏の進退に「今、日枝さんが前へ踏み出してもらわないと、信頼回復へ時間がかかると思うんですよね」との私見を述べた。
これに、眞鍋は「疑惑の目を晴らすためには-ですが、働いている人たちがどう思っているのか(という点が大事)。『古い体質を変えました』と、示せるのは、何か。経営陣の刷新を望むのか、望まないのか」と、あくまでも社員の思いを最大限、くみ取るべきとの前提で話を続けた。
その流れの中で、週刊誌報道をめぐっての、自身の再発見も口にした。
「仕事上のセクハラ、パワハラっていうのは、私世代では“ある”という前提で(やって)きた。それを、いかにうまく場の空気を壊さないように、あしらうか。というので、やってきたので、私自身、怖いなと思うのは『あ、それすらも当たり前じゃないんだ』って。自分も古い人間なんだなって痛感しました」
眞鍋自身、現代との価値観のずれを認識したといい「改革、ほんとに刷新できるのであれば期待はできます」と、変革のチャンスととらえられるとも、指摘していた。