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ヘンリー王子、ネオナチや過激派の脅威考慮し「限定的な警察の保護」も 裁判のため単身帰国予定


ヘンリー王子が英サン紙を発行するニューズ・グループ・ニュースペーパーズ(NGNI)への裁判のため、ロンドンに単身で戻る予定です。英ミラー紙は、王子が渡英する際、英王室からのバッキンガム宮殿での宿泊提案を断ったと報じています。ロンドン滞在中の宿泊場所は明らかにされておらず、昨年、英国内での警察保護を巡る法廷闘争で敗訴したにもかかわらず、限定的な警察保護を受ける予定です。この保護は、ロンドン警察庁トップのマーク・ローリー氏の同意により提供されます。ヘンリー王子は、英王室を離脱後も王位継承順位6位であることは変わらず、アフガニスタンで軍務を果たした経験から、王子への警護対応は家族が新興の脅威を受けている可能性を踏まえたものと見られています。

ヘンリー王子(2015年撮影)

英国のヘンリー王子(40)が、英サン紙を発行するニューズ・グループ・ニュースペーパーズ(NGNI)に対する継続中の裁判に出席するため、来週ロンドンに単身で帰国を予定している。

英ミラー紙が、王子は渡英に際して英王室からのバッキンガム宮殿に滞在する申し出を断ったと情報筋の話を報じた。王子がどこに滞在するのかは分かっていない。

同紙によると、王子は英国滞在中の警察による警護を受ける権利を巡って政府と争っていた裁判で昨年敗訴したものの、今回の帰国時に「限定的な警察の保護」を受けることになるとも伝えている。ロンドン警察庁トップのマーク・ローリー氏が、王室・要人警護部の武装警官を提供することに同意したと情報筋の話を伝えている。

ヘンリー王子は20年に英王室を離脱したが、王位継承順位6位であることに変わりはなく、アフガニスタンで2度の軍務を果たしており、近年は家族がネオナチや過激派からの脅威にさらされていることなどが考慮されたものと推察される。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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