フジテレビは17日、同局系「Live News イット！」の冒頭で、一部週刊誌などで女性トラブルを報じられたタレント中居正広（52）の騒動をめぐって、この日同社で行った港浩一社長（72）の緊急会見について触れた。
冒頭で阪神淡路大震災の発生から30年を伝えた。その後、宮司愛海アナウンサー（33）が「タレント中居正広さんの女性トラブルなど、一連の報道をめぐって、フジテレビの港浩一社長が定例記者会見で経緯を説明しています。この内容についても後ほどお伝えしていきます」と語った。会見の映像は登場しなかった。会見終了後には、港社長らの写真とともに会見について伝えた。
前日の同番組では「中居さんをめぐっては、一部週刊誌などが女性との間にトラブルが発生し、中居さんが女性に解決金を支払って示談したなどと報道していました」とし「女性に対するフジテレビ幹部の対応などの問題も報じられています」と同局社員に関する部分にも触れた。さらに「今後の調査結果を踏まえ、適切な対応をするとしていますが、あすの定例会見で港社長らが一連の報道について説明する方針です」と伝えた。
中居をめぐっては、23年6月に女性との間にトラブルが発生。約9000万円の解決金を支払って示談したと昨年末に一部週刊誌などが報じ、今月9日に公式サイトでトラブルは事実と認めた。当初、この問題にフジテレビ社員が関係しているとの報道もあったが、同局は昨年末に「当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません」などと否定している。今月15日には株主の1社である米投資ファンドのダルトン・インベストメンツが同局に対して書簡を送付、第三者委員会の設置を訴えたことを明らかにしている。
