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新・帝国劇場概要発表 舞台の向き90度変え入り口からまっすぐの導線に 建築家小堀哲夫さん設計


東京・有楽町の帝国劇場が、2023年に新たに設計されることになり、設計担当として建築家で法大教授の小堀哲夫氏が発表されました。新劇場は正面玄関の向きを変更せず、舞台と客席の配置を直角に変える計画で、観客席の配置がエントランスに向かう形になります。この設計は観劇時の混雑緩和を意識しており、客席数は現状を維持する一方、利便性を向上させる方針です。コンセプトは「THE VEIL」で、自然に包まれるような劇場を目指しています。開業は2030年度に予定されており、早期開場を目指す考えも示されました。小堀氏は国内外で数多くの受賞歴を持つ建築家です。

新・帝国劇場の劇場エントランイメージ(提供・小堀哲夫建築設計事務所)

新・帝国劇場の概要に関する記者発表会が16日、東京・有楽町の帝国劇場ロビーで行われ、設計者に、建築家で法大教授の小堀哲夫さん(53)決まったと発表された。66年に開場した現在の劇場は、2月をもって休館し、建て替えられる。

小堀さんは「帝国劇場は、時代をへても色あせない感動を持っています。我が国の文化、演劇において最も重要な建築である帝国劇場の設計にたずさわれたことを大変光栄に思っております」と話した。

新しい劇場は、正面玄関の方角は変わらず、舞台と客席が90度向きを変え、エントランスの正面に客席を配置した計画になる。格式高い劇場空間と、開演と終演時の混雑緩和に配慮した。

客席数は現在の劇場と同等数となり、舞台の見え方、トイレの待ち時間や列を検証し計画を進めているという。

建築コンセプトは「THE VEIL」で、皇居に面し、緑多い周囲の環境を鑑み、「自然をまとい、自然に包み込まれるようなイメージ」になる。

会見には東宝のエンタテインメントユニット演劇本部の池田篤郎さんも出席した。再開場は2030年度とリリースされているが、費用や人手不足の問題などを考慮し「いち早くお届けしたいが、諸情勢を鑑みて、お答えできる時期がきたらお知らせしたい」と話した。また、再開場のめどがたっていない国立劇場について、池田さんは「心痛めている。大きな使命を持ってらっしゃる劇場なので、空白期間を長く持たれないことを祈るばかり。解決策と開場を望むばかりです」とした。

小堀さんは岐阜県生まれで、日本建築学会賞、JIA日本建築大賞、Dedalo Minosse 国際建築賞特別賞、Architecture Master prizeなど、国内外で多数受賞している。

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